“人間性”をめぐって物議を醸しているK-POPボーイズグループTHE BOYZ(ザ・ボーイズ)のメンバー、ソヌが謝罪文を発表した。
【画像】「オレのエアポッズ、拾ってこい」…ソヌ、人間性が議論に
発端は、落としてしまったエアポッズを自分で拾わず、警護員が代わりに拾う様子が映ったわずか数秒の動画だった。だが、この動画が単なる“数秒”以上の波紋を起こし、結局は長文の謝罪文で自身の誤りを認めることになった。
ソヌは4月14日、自身のインスタグラムアカウントやTHE BOYZの公式X(旧ツイッター)を通じて長文の謝罪文を発表した。
「単にこの状況を乗り越えるための文ではないということを申し上げたいです」と前置きしたソヌは、「私が未熟だったために最初から成熟に対応できず、線を越える非難で負った傷を防御しようとした私の言動が多くの方々に傷を与えました」と伝えた。
また、「誰かにとってそのように見えたのであれば、私は本当にそのような人だったかもしれないという点を先に認知しなければなりませんでした」と、“他者の視線”を真摯に受け止める姿勢を見せた。
さらには「これから私自身がそんな人ではないということを、人と人の関係と心が本当に大切で重要だと思う人だということを、時間がかかっても皆さんに、そして私自身に証明していきます」と、“一時的な謝罪”にとどまらないという誓いも残した。
「受動的な反応」の批判もあるが…
特に、今回の騒動に対して“悔しさ”を示すのではなく、“認知と反省”というフレーム転換をした点は、誠実さのある態度を見せたと解釈され得る。
もっとも、この謝罪文に先立ち、ソヌはファンコミュニケーションプラットフォームで「本当に呆れた」「警護員さんに怒鳴るはずがない」と伝えたことで“初動対応”に失敗した。そのため、「世論に押された受動的な反応ではないか」という一部の批判も避けることはできない。
初期対応で騒動に対する“悔しさ”が強くにじみ出てしまったことで、以降の謝罪が誠実さよりも「危機管理のための公式な対応」に映る余地ができてしまったのだ。
今回の騒動は“エアポッズ一つ”から始まったが、芸能人にとどまらず、人々にとって普段の態度と基本的な礼儀がどれほど重要なのかを再び悟らせる事例となった。
ソヌ本人が「証明する」と約束したように、これから大事なのは“言葉”ではなくその後の“態度”だ。謝罪の思いが真に伝わるかどうかは、ここからが正念場となる。

「私の思いが少しの誤解なく伝われば…」
ソヌの謝罪文全文は以下の通り。
◇
こんにちは、THE BOYZのソヌです。
どうすれば私の率直な考えと心情がまともににじみ出るだろうか、もしかすると自分自身が誠実ではないのに文を書いているのではないか、悩んで考えたことで文が大変遅くなった点をお詫び申し上げます。
まず、大変お疲れのことと思います。私の言動と不覚について絶えず何度も振り返っています。
個人的な考えと理性的でない私の言動によって、伝えたい言葉の意図が変質し、そのような考えがまったくなかったにもかかわらず、私の感情に流されて受け入れる方々がそのように感じられるしかないように、言動に気を使えなかった点を謝罪したいです。
単にこの状況を乗り越えるための文ではないということを申し上げたいです。私が未熟だったために最初から成熟に対応できず、線を越える非難で負った傷を防御しようとした私の言動が多くの方々に傷を与えました。
ただ許しを請うとか、悔しいという言葉を伝えたいのではなく、誰かにとってそのように見えたのであれば、私は本当にそのような人だったかもしれないという点を先に認知しなければなりませんでした。
そして、これから私自身がそんな人ではないということを、人と人の関係と心が本当に大切で重要だと思う人だということを、時間がかかっても皆さんに、そして私自身に証明していきます。
最後に、この文は私の不手際と未熟さに対して批判してくださった方々、そして私の行動を見て不快感によって傷ついた方々、また私を愛してくださる私の周りのすべての方々に伝達する私の申し訳ない心です。 この文を通じて、私の思いが少しの誤解なく伝わればと思います。
改めて、成熟していない私の対処によって不快感と傷を受けたすべての方々に心よりお詫び申し上げます。
そして、私を愛してくださったTHE Bの皆さん、本当に申し訳ありません。
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