韓国のU-17アジアカップ準決勝進出を“敗退国”インドネシアが祝福している。
インドネシアは4月14日(日本時間)に行われたU-17アジアカップ準々決勝で北朝鮮に0-6の大敗を喫した。
グループステージ初戦では韓国を1-0で破るなど、3戦全勝でC組首位通過を果たしていたインドネシアだが、世代別代表でアジア屈指の実力を誇る北朝鮮の壁に阻まれた。
試合は開始わずか7分で先制点を許すと、後半には4失点を重ね、計6ゴールを献上する屈辱的な敗戦となった。
韓国の4強入りに「C組の名誉を守った!」
インドネシアメディア『Okezone Bola』は「インドネシアは試合を通してシュートを3本しか打てなかった。彼らは試合中、北朝鮮の選手たちに圧迫され続けた。支配率も37%にとどまった。北朝鮮は90分間休まずに猛攻を浴びせた」と報じた。
インドネシア国内のファンからも、「17歳とは思えないフィジカルだ」「決勝は北朝鮮対韓国になるだろう」「あまりにも残酷だった」「北朝鮮が優勝するかもしれない」といった驚きや落胆の声が挙がっていた。
その後に行われた韓国対タジキスタンの準々決勝は、前後半90分を2-2で引き分け、韓国がPK戦5-3でベスト4進出を決めた。
韓国は後半22分に先制点を挙げるも、同38分と40分に連続失点し、タジキスタンの逆転を許してしまう。それでも、アディショナルタイムにVARで得たPKで同点に追いつくと、PK戦ではキッカー5人全員が成功。相手2番目のシュートをGKが防ぎ、劇的な4強入りを果たした。

韓国の痛快な勝利にはインドネシアメディアも大きく喜んだ。前出の『Okezone Bola』は「太極戦士(テグッチョンサ=韓国代表)がグループCの名誉を守った」とし、「U-17韓国代表がベスト8でタジキスタンに劇的に勝利した。彼らは熾烈な戦いの末にPK戦で勝利し、大会4強進出の資格を得て、グループCの名誉を維持した」と称賛していた。
なお、準決勝のサウジアラビア対韓国は日本時間17日23時、ウズベキスタン対北朝鮮は18日2時15分キックオフ予定だ。
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