韓国のトロット歌手キム・ダヒョン(16)に対し、インターネット上で誹謗中傷を繰り返していた50代の男性Aに、執行猶予付きの懲役刑が言い渡された。
【写真】「本当のパパだよ」14歳歌手にストーカー行為、60代男
4月16日、大邱(テグ)地裁・第6刑事単独部(ユ・ソンヒョン部長判事)は、Aに懲役4カ月・執行猶予2年を言い渡した。Aは2023年7月から約4カ月間にわたり、テレビ局の視聴者掲示板にキム・ダヒョンを中傷する書き込みを計73回、さらに彼女の父親に対する中傷を67回投稿した罪に問われていた。
裁判所は量刑理由について、「被害者たち、特に若年のキム・ダヒョンが耐えるにはあまりにも大きな精神的苦痛があったと見られ、その行為の悪質性は極めて高い」と指摘した。
キム・ダヒョン側の弁護を担当した法務法人「イニ」のキム・ギョンウン代表弁護士は、「公人であっても人格権は尊重されるべきです。特に未成年の芸能人やその家族に対する根拠のない悪意ある投稿は、深刻な影響を及ぼします」と語り、「表現の自由とはいえ、他人の名誉を傷つける行為は許されるべきではありません。今回の判決を機に、特定の芸能人を傷つけるような投稿がなくなることを願います」とコメントした。
なおキム・ダヒョンは2023年6月、日韓音楽番組『日韓歌王戦』にも出演した日本人歌手・住田愛子とユニット「Luckyパンパン」を結成し、日韓両国で活動の幅を広げている。

(記事提供=OSEN)