キム・スヒョンが、今年2月に亡くなったキム・セロンさんが中学生の頃から交際していたと、遺族が主張した。
5月7日午後、ソウル・江南区・三成洞(カンナムグ・サムソンドン)にある「スペースシェア三成駅センター」にて、キム・セロンさん遺族側の法的代理人である法律事務所ブユの代表弁護士プ・ジソク氏と、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」のキム・セウィ代表による記者会見が行われた。
キム代表は「この音声は2025年1月10日、アメリカ・ニュージャージー州のスターバックスで録音されたもので、故キム・セロンさんが亡くなる約1カ月前に、ある情報提供者に対してキム・スヒョンとの関係について語った内容」と説明し、音声を流した。
遺族が「キム・セロン本人の音声」として提示した録音では、故人が次のように語っていた。
衝撃の内容

「本当に信じて話します。これ、絶対守ってください。スヒョンオッパ(キム・スヒョン)と付き合ってました。信じられないと思うけど、中学生の時から付き合ってて、大学に入ってしばらくして別れました。中学生の時から付き合って、大学に入ってから別れたんです」
さらに、彼女はこう続けた。
「スヒョンオッパとゴールドメダリスト(キム・スヒョン所属事務所)の人たち、本当に怖くて、何でもする人たちだから…これは絶対に守ってください。中学生の時から利用されてるような感じだったし、あの人が私に何をしてきたか、私は全部知ってるから」
「ある女性と何かをしている写真を見せてきたんです。それも性的な写真。それを見せてきて、“このアイドルの子、ワカメの匂いがする”って。だから、スマホには“ワカメ”って名前で保存してたんです」
また、こうも語っている。

「その人と初めてそういうことをしたのは、中学2年の冬休みでした。今思えば、自分は一方的にされたと思ってる。それを知っている人は、ほんの数人だけど、みんな同じ反応だった。“なんであんたは黙ってるの?”って、私がおかしいって言われた」
この主張に対して、キム・セウィ代表は次のように述べた。
「キム・スヒョン氏は全く反省する様子を見せず、平然とした態度を取っている。交際中にも女性俳優や女性アイドルと性的関係を持ったことを自慢し、女性の身体の匂いを揶揄して侮辱的な名前で連絡先を保存していた。これは明確な犯罪行為に該当する」
なお、キム・セロンは今年2月、ソウルの自宅で亡くなった状態で発見された。葬儀を終えた遺族は、カロセロ研究所を通じて、「キム・セロンは15歳のときから6年間、俳優キム・スヒョンと交際していた」と主張していた。
これに対し、キム・スヒョン側は「故人が未成年だった当時に交際していた事実はない」と否定し、キム・セロンの遺族およびカロセロ研究所に対して、120億ウォン(約12億円)規模の損害賠償訴訟を提起している。
(記事提供=OSEN)
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇る。また、主演を務めた2024年の『涙の女王』が世界的なヒットとなり、韓流スターとしての地位を盤石にした。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
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