「サッカー韓国代表キャプテン、ソン・フンミンの“イメージ”が完全に崩壊した」――。そんな報道が韓国国内で広がっている。
【写真】韓国人選手、“性病”かかった状態で女性と行為→感染→出場停止
「ソン・フンミンの子どもを妊娠した」と主張し、ソン・フンミンに金銭を要求した20代女性と40代男性が警察に逮捕され、5月17日に法廷に立った。
20代女性には恐喝容疑、40代男性には恐喝未遂容疑が適用され、翌18日に拘束された。
20代女性は昨年6月、ソン・フンミンに「あなたの子どもを妊娠した」として胎児のエコー写真を送り付け、情報を暴露しない代価として、約3億ウォン(日本円=約3119万円)を恐喝したとされている。
また、20代女性の交際相手である40代男性も、追加でソン・フンミンから7000万ウォン(約727万円)を恐喝しようと試み、こちらは未遂に終わったとされている。
その後、恐喝に我慢できなかったソン・フンミン側が警察に告訴したことで、事件が公となった。
「クリーンなイメージ」に大打撃
ソン・フンミンの所属事務所は、「ソン・フンミン選手は明らかな被害者である」と主張している。警察は、20代女性が恐喝時に使用したエコー写真などが偽造された可能性などについて捜査を進めている。
ただ今回の騒動をめぐって、韓国国内では「ソン・フンミンに失望した」という声もある。ソン・フンミンが20代女性と実際に性的関係を持ち、口止め料として3億ウォンを支払ったという事実が明るみに出たからだ。
韓国国内では、ソン・フンミン側が20代女性に「秘密を保持する」という条件で覚書を書かせたという報道もある。だが、20代女性側が覚書の内容を守らず、ソン・フンミンの私生活をメディアに公開しようと試みたことも明らかになっている。

サッカーファンにとっては大きな衝撃だ。今回の件が、ソン・フンミンがこれまで韓国代表やトッテナムで見せてきた「誠実なイメージ」とまったくかけ離れた事案であるからだ。
ソン・フンミンは韓国国内で“クリーン”なイメージを持ち、サッカー界を越えて大衆的に人気を集めてきた。彼がアイスクリームやシェーバーなど、多数のCM出演を果たしてきた理由もそこにある。
そんな好印象を人々に与えてきたソン・フンミンが女性関係のスキャンダルに巻き込まれるとは、誰もが予想しなかった展開だった。
「代表キャプテンとして不適切」
もちろん、20代女性がソン・フンミンを脅迫し、金銭を要求したことは明白な犯罪行為だ。そして、ソン・フンミンはその被害者である。
しかし、ソン・フンミンが20代女性と“深い関係”にあったことも明らかになっている。
ファンは「ソン・フンミンもプライバシーを守られるべきだ」としながら、ショッキングな事実に驚きを隠せない様子だ。ソン・フンミンが最初から20代女性を法的に対応せず、“金銭で口止め”を試みた行為はイメージへの打撃が避けられない。
ネット上では、「ソン・フンミンがその女性と性的関係を持ったのは事実じゃないか?」「ソン・フンミンは堂々とするのなら、なぜ3億ウォンを支払ったんだ?」「韓国代表のキャプテンとして不適切な行動だ」とソン・フンミンを批判する声が挙がっている。
一方で、「ソン・フンミンも人間だ。異性との交際もするだろう」「ソン・フンミンを脅迫し、犯罪を犯した加害者が悪人だ」「ソン・フンミンは既婚者じゃない。彼が社会的に批判されることではない」とソン・フンミンを擁護する声も多く見られている。
(記事提供=OSEN)
◇ソン・フンミン プロフィール
1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。2021-2022シーズンにアジア人初のプレミア得点王に輝き、2023-2024シーズンよりキャプテンを務める。愛称は「Sonny(ソニー)」。