現在開催中の「第78回カンヌ国際映画祭」で、映画『恋愛裁判』のワールドプレミアが行われ、元日向坂46の齊藤京子らがレッドカーペットに登場した。

今冬公開予定の『恋愛裁判』は、『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞し、前作『LOVE LIFE』で第79回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出されるなど、世界中から注目される深田晃司監督の最新作。「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事から着想を得て、構想から10年を経て完成に至った渾身の一作だ。
物語は、日本の芸能界で“暗黙の了解”ともされる「恋愛禁止ルール」を背景に、契約書に明記されたその条項に違反したとして、所属事務所から訴えられた一人の女性アイドルの裁判劇を描く。主人公・山岡真衣を演じるのは、元日向坂46でセンターを務めた経験もある齊藤京子。恋に落ちたことから人生が大きく揺れる人気アイドル役に挑戦している。
上映前のレッドカーペットアライバルでは、白と黒のストライプ柄の可憐なドレス姿で登場した齊藤。やや緊張した表情を浮かべながらも、集まった海外メディアの声掛けに笑顔で応じ、堂々とカーペットを歩いた。



続く上映会では、「コウジ・フカダ!」「キョウコ・サイトウ!」という呼び込みのもと、1000名を超える観客から大きな拍手で迎えられ、上映がスタート。上映終了後にはスタンディングオベーションが巻き起こり、マイクを向けられた齊藤は「世界で一番幸せです」と感無量の面持ちで語り、深田監督とともに観客からの熱い拍手に応えていた。

