ACLでヴィッセル神戸などとも対戦した韓国Kリーグの光州FCが、「財政健全化規定」違反で処分を下された。
Kリーグを主管する韓国プロサッカー連盟は6月12日、光州FCに制裁金1000万ウォン(日本円=約104万円)と1年間の選手補強禁止処分を科したことを発表した。
ただ、選手補強禁止処分については、処分確定日から「3年間」の執行猶予が設けられる。
この間、クラブが2027年度までに債務超過状態を解消できなかった場合、あるいは連盟が今年2月に承認した財務改善計画を履行できなかった場合、直ちに制裁が発動される。

今回の処分は、光州の継続的な財務健全化規定違反が背景にある。
光州は財政健全化制度導入前の会計年度2022年度時点からすでに債務超過状態に陥っており、制度導入後の2023年度も14億ウォン(約1億4695万円)の当期純損失で、純益分岐点指標を遵守できなかった。また、クラブが提出した財務改善案も実行されず、債務超過がより一層悪化した。
2024年度も光州は23億ウォン(約2億4141万円)の当期純損失を計上し、損益分岐点指標を再び遵守できず、クラブが提出した財務改善案も守られなかった。
この過程で、クラブは2024-2025シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート出場に伴う戦力補強を名目に、2024年度の選手人件費上限を増額するために収益を過大計上し、連盟に予算案を提出していたが、実際には大規模な営業損失を記録した。
Kリーグ賞罰規定の類型別懲戒基準第11条によると、財務健全化規定および細則に違反した場合、警告、制裁金賦課、勝ち点剥奪、選手補強禁止、下部リーグ降格といった処分が下せるようになっている。

なお、連盟は同日、去る5月28日に行われた光州対蔚山(ウルサン)HD FCの試合後、記者会見で同試合の主審を実名を言及し、主審および判定を誹謗する行為をしたイ・ジョンヒョ監督に対し、制裁金300万ウォン(約31万円)を賦課した。
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