俳優の古川琴音が14日、千葉ロッテマリーンズ対東京ヤクルトスワローズ戦のJ:COMスペシャルデーでファーストピッチセレモニーに初挑戦した。
古川は来年2026年公開の長編アニメーション映画『花緑青が明ける日に』で初めてのアニメ声優として主演を務める。映画タイトルの愛称「ハナロク」にちなみ、背番号「8769」のピンストライプユニホームを着て登場した古川。大きく振りかぶって投げ込んだボールは惜しくもキャッチャーの手前でワンバウンドしたが、会場からは大きな歓声が上がった。観客の温かい拍手に包まれながら、手を振って笑顔でマウンドを後にした。
始球式を終えた古川は「すごく楽しかった。緊張して頭が真っ白になるかなと思っていたが、観客の皆さんからの声援で逆にパワーをいただいて、この空気を楽しみ尽くした気持ち」とコメント。声優の仕事について「仕事の延長線上にあり、いつか挑戦したいと思っていたことだったが、ファーストピッチセレモニーは想像すらしていなかったこと。この日をどう過ごせば良いんだろうと昨日から緊張していた」と振り返った。
初のファーストピッチセレモニーへの挑戦について点数をつけるなら「10点満点で6点。実は練習の時のほうが上手くいって、これはノーバウンドでいけるんじゃないかなと自惚れてしまったが、本番は甘くなかった」と自己採点。次の目標については「ファーストピッチセレモニーが上手くいってほっとしているので、今度は来年公開の映画『花緑青が明ける日に』を、たくさんの方に見ていただけたら嬉しい」と語った。
観戦ファンに向けては「本当に貴重な機会をいただき皆さんに見守っていただけてとても楽しかった。これから試合を観戦させていただくので皆さんと一緒に楽しみたい。本当にありがとうございました」とメッセージを送った。
