SEVENTEENのジュンが中国・上海国際映画祭に招待され、人気俳優としての存在感を発揮した。
ジュンは6月14日（現地時間）、上海大劇院で開催された「第27回上海国際映画祭」の開幕式に出席し、現地メディアのスポットライトを浴びた。
彼は映画『The Shadow's Edge（捕風追影）』（原題）のラリー・ヤン監督をはじめ、共演者であるレオン・カーフェイ（梁家輝）、チャン・ツィフォン（張子楓）らとともにレッドカーペットを歩いた。
バックステージでのインタビューでジュンは、「『The Shadow's Edge』の撮影は、夢を叶える旅のような素晴らしい経験でした。ジャッキー・チェンさんやレオン・カーフェイさんという2人の巨匠から多くを学べたことは、非常に貴重でした。そして何より、この機会をくださったラリー・ヤン監督に心から感謝しています。作品に参加できて本当に幸せでした」と語った。
1993年にスタートした「上海国際映画祭」は、中国で唯一、国際映画製作者連盟（FIAPF）の認証を受けている権威ある映画祭。ジュンが正式に招待されたのは今回が初めてであり、俳優としての存在感と地位の高まりを印象づけた。
映画『The Shadow's Edge』は、悪名高い犯罪組織とそれを追う警察の激しい攻防を描いたクライムサスペンス。中国では8月16日に公開予定で、ジュンは劇中で、犯罪組織「楊家団（ヤンジャダン）」の中核メンバー・胡枫（フーフォン）を演じている。
同作は先月開催された「第78回カンヌ国際映画祭」のフィルムマーケットにも出品され、アジアはもちろん、ヨーロッパや南米など世界各国の映画関係者から高い関心を集めた。
中国現地での反響も熱く、6月10日に初公開された予告編では、ジュンの本名「文俊輝（ムン・ジュンフィ）」を含む関連キーワードが、中国SNS「Weibo（ウェイボー）」のリアルタイム検索ワードを席巻。映像では、ジュンがスーツ姿でスピード感のあるアクションを披露し、ジャッキー・チェンとの1対1の本格的な格闘シーンも見事にこなしている。
ジュンは2006年に映画『野・良犬』で俳優デビューし、翌年には香港映画監督協会から最優秀新人賞を受賞。「第27回香港電影金像奨」では、中国人子役として初めて最優秀新人俳優賞にノミネートされた。
2023年には青春ロマンスドラマ『独占おとぎ話』で釜山国際映画祭の「アジアコンテンツアワード＆グローバルOTTアワード」にて人気賞を受賞。昨年はファンタジー時代劇コメディ『雲帰喜事』（原題）で主人公・聞良辰（ウェン・リャンチェン）を演じるなど、俳優として着実に演技の幅を広げている。
（記事提供＝OSEN）
◇ジュン プロフィール
1996年6月10日生まれ。SEVENTEENの中国人メンバーで、本名はウェン・ジュンフェイ。2歳のころに公園で遊んでいたところをスカウトされ、中国で子役デビュー。2008年には俳優として「第3回香港映画監督協会年度大賞」最優秀新人俳優賞を受賞した経歴を持つ。2012年に現在の所属事務所PLEDISエンターテインメントにスカウトされ、一人で渡韓し練習生に。2015年にSEVENTEENのメンバーとしてデビューした。整った顔立ちはもちろん、ダイナミックなパフォーマンスとその最中に見せる豊かな表情も人気。
