韓国の“ガチお嬢様”が、アイドルデビューの裏側を赤裸々に語り、注目を集めている。
6月13日、YouTubeチャンネル「ALLDAY PROJECT」で公開された動画には、アニー(ANNIE)が歌手という夢を抱いたきっかけ、家族からの反対、そしてそれをどう乗り越えたのかが語られている。
彼女は、財閥「新世界グループ」のチョン・ユギョン会長の長女であり、同グループ総括会長イ・ミョンヒの孫。まさに、“本物のお嬢様”だ。
そんなアニーは、6月23日に男女混成5人組グループ「ALLDAY PROJECT」の一員として正式デビューする。同グループは、THEBLACKLABELの代表プロデューサーTEDDYが自ら手がけており、アニーのほか、ターザン、ベイリー、ウチャン、ヨンソの5人で構成。メンバーのヨンソは、デビュー直前にILLITを脱退したことで知られている。
家族の反応は?
アニーは「7歳のとき、偶然2NE1やBIGBANG先輩たちの『LOLLIPOP』のミュージックビデオを見たんです。本当に衝撃的で、新しい世界が開けたような気がしました。“あの人たちがやっていること、私も絶対にやりたい”って心に決めたんです」と、夢の原点を振り返った。
しかし、家族の反応は冷たかった。「ある日、真剣なトーンで“本当に歌手になりたい”と母に打ち明けたら、“何言ってるの”と一蹴され、“絶対ダメ”という反応でした」と明かす。
高校2~3年生の頃には、家族の反対が最も強かったが、それでもアニーは夢を諦めなかった。「すると母が、“大学に合格したら、他の家族を説得するのを手伝ってあげる”と言ってくれて。そこからは睡眠を捨てて、本当に必死に受験勉強をして、最終的に合格を勝ち取りました」と話した。

さらに、「でも実は母は、“この子が本当に大学に受かるとは思ってなかった”って(笑)。毎日練習ばかりで、一日中ダンスのことしか考えてないような子が、いつ勉強してたのかと驚かれました」と家族の本音も明かしている。
そして最後に、「人から“本気じゃないんでしょ?”と思われたり、疑われることが本当に多かった。でも私は、この夢がどれだけ切実だったか、その“本気”を証明しなければならなかった」と、アイドルとしての覚悟と真剣さを語った。