“二刀流オオタニ”のカムバックに韓国もフィーバー状態だ。
ロサンゼルス・ドジャースは6月17日（日本時間）、本拠地ドジャー・スタジアムでサンディエゴ・パドレスと対戦し6-3と勝利した。ドジャースの大谷翔平は「1番・投手兼DH」で先発出場した。
大谷の先発登板はロサンゼルス・エンゼルス時代の2023年8月24日以来、663日ぶり。ドジャース移籍後では初めて公式戦のマウンドに上がった。内容は1回28球を投げて2被安打1失点、最高球速は100.2マイル（時速161km）だった。
1回表、大谷はパドレス先頭打者のフェルナンド・タティス・ジュニアにライト前ヒットを許すと、続くルイス・アラエスの打席では暴投。そのアラエスにはセンター前ヒットを打たれ、無死一、三塁のピンチとなる。
その後はマニー・マチャドをセンターフライに打ち取ったが、この間に三塁走者タティス・ジュニアがタッチアップで生還し1失点。ただ、以降はギャビン・シーツをセカンドゴロ、ザンダー・ボガーツをサードゴロに仕留め、これ以上の失点を防いだ。2回からは2番手アンソニー・バンダが登板し、大谷はこの日の投球を終えた。
一方で、打席では“熱い打撃感覚”を見せた。バッター大谷の記録は4打数2安打、2打点、1四球。これで今季打率は0.300まで上昇し、5月24日のメッツ戦以来、24日ぶりに打率を3割台まで戻した。
1回裏の1打席目は三振に倒れたが、3回裏二死三塁の場面ではタイムリーツーベースで同点に。4回裏も二死一、二塁からライト前タイムリーを放ち、2打席連続で打点をマークした。
以降、6回裏の4打席目は三振に倒れたが、8回裏の5打席目は四球を選んで出塁。この日は3出塁を達成した。
大谷の二刀流復帰は韓国でも各メディアが速報で伝えており、「“完璧な二刀流”オオタニ」（日刊紙『京郷新聞』）や「本当に100マイルを投げるとは！大谷の“投手本能”爆発」（スポーツ紙『スポーツ朝鮮』）、「マウンドで100マイル、打席で2安打2打点」（ネットメディア『ノーカットニュース』）といった見出しが並んでいる。
なお、試合はドジャースが6-3で勝利。これで44勝29敗とし、ナ・リーグ西地区の首位をキープした。2位サンフランシスコ・ジャイアンツとのゲーム差は2.5となっている。
