五輪とW杯、アジアの舞台も経験してクラブW杯へ。蔚山HDコーチ趙光洙が目指す“その先” | RBB TODAY

五輪とW杯、アジアの舞台も経験してクラブW杯へ。蔚山HDコーチ趙光洙が目指す“その先”

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五輪とW杯、アジアの舞台も経験してクラブW杯へ。蔚山HDコーチ趙光洙が目指す“その先”
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ついに開幕したFIFAクラブワールドカップ2025。Kリーグ3連覇中の韓国王者・蔚山(ウルサン)HD FCは本日(6月18日/日本時間)行われた初戦で南アフリカのマメロディ・サンダウンズと対戦し、惜しくも0-1で敗れた。

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その蔚山でヘッドコーチを務めるのが、在日コリアン3世の趙光洙(チョ・グァンス)だ。2012年ロンドン五輪、2014年ブラジルW杯、そしてKリーグやACLを戦った男は今度はクラブワールドカップという舞台に挑んでいる。

数多くの国際舞台を戦ってきた彼がこれから先目指すものとは―。

趙光洙が描くビジョン

蔚山のヘッドコーチとして充実した日々を過ごす趙光洙だが、彼には明確なビジョンがある。

「僕自身、選手として大成できなかった思いがあり、だからこそ監督をしっかり目指していきたいという考えがあります。そのうえで日本か、韓国かというのは自分の中では関係ない。今はまだ韓国で契約が残っていますが、本当に自分を必要としてくれるチームがあれば、日韓関係なくやりたいと思っています。自分の“ルーツ”というのは日本にも韓国にもありますし、在日コリアンとして何かをやり遂げたいという思いは強く持っています」

趙光洙
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・パンゴン監督(右)とコミュニケーションを取る趙光洙ヘッドコーチ

そんな彼が同じ在日コリアンの指導者として刺激を受けている人物が、アビスパ福岡を率いている金明輝(キム・ミョンヒ)監督だ。

「ミョンヒとは同じ1981年生まれで、今でもよく連絡を取り合っています。彼のことは高校時代から知っていて、ミョンヒが佐川急便大阪SCでプレーしていた頃、自分は大阪体育大学にいて、練習試合でよく対戦していました。その頃から関係が続いています。

ミョンヒは“熱さ”がありながらも細部にこだわった指導ができる監督。現役時代からそうでしたが、本当に“戦う男”だと思っています。そんな身近な友人が結果を残し、監督としてJ1のチームを率いていることは純粋にすごいと思うし、感心しているし、応援もしています。ただ、やはり同い年として“自分も負けられない”という気持ちにもなる。だからこそ彼から刺激を受けて、僕も監督を目指して頑張っています」

蔚山が近年、ACLで川崎フロンターレと頻繁に対戦していることから鹿島アントラーズの鬼木達監督も「面識はないですが、川崎Fから鹿島に移ってどのようなチームマネジメントをしているのかは気になっています」という趙光洙。「指導者としてのロールモデルは誰か」という質問にはこう答えた。

「僕は誰か一人の人物をロールモデルとするというよりも、これまでともにした指導者の方々の良い部分を取り入れて、自分の引き出しを増やしていきたいと考えています。『この監督にはこういう強みがある』『あのコーチはまた別の良さがある』といったものを蓄積して、最終的に自分だけのオリジナリティを出せる監督になりたいです」

趙光洙
(写真提供=OSEN)趙光洙アシスタントコーチ

日本と韓国で選手・指導者としてのキャリアを積み上げてきたからこそ、両国の選手の心情を汲み取り、彼らの長所や短所も理解できる。それらを“国籍にとらわれず”ミックスし、自らの理想とするチーム作りへ活かしていきたいと考えている。

「多くの監督のもとでコーチをさせていただいたなかで、本当に多くの学びを得ています。それをすべて自分の中に吸収して、“趙光洙”というひとりの人間として、“自分らしい監督”になりたいと思っています。もちろん、自分一人だけで成し遂げられることではないので、僕自身がそうだったように、お互いに刺激し合えるような仲間たちとともに、指導者として高みを目指していきたいです」

日韓両国でサッカーに向き合い、今や韓国王者に欠かせない存在として現場に立ち続けている趙光洙。蔚山とともにクラブW杯に挑むひとりの指導者の挑戦を、これからも見守っていきたい。(おわり)

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《スポーツソウル日本版》

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