あまりにも酷いスキャンダルが、世界中のK-POPファンを落胆させている。
深刻な事案を受け、事務所は脱退・契約解除といった対応を取ったものの、ファンに与えた失望やグループへのダメージは計り知れない。
ここ最近、K-POPアイドルの私生活をめぐるトラブルが、連日のようにメディアを賑わせている。テイルによる性犯罪事件、地下アイドルグループIHOTEU・ミナの不倫疑惑、そしてTHE BOYZチュ・ハンニョンの密会報道まで。アイドルとしての「品格」が問われる事態が続いている。
まさかの集団性的暴行

まさに青天の霹靂だった。SMエンタテインメントは2023年8月、NCTのテイルが性犯罪に関連する刑事事件で訴えられたことを確認し、即座に脱退を発表。
「事案の重大性から、これ以上グループ活動を続けることはできないと判断した」と説明した。
その後の報道で、テイルが泥酔状態の女性に対して、共犯者2名と共に集団で性的暴行を加えた容疑で起訴されていたことが明らかとなり、国内外に衝撃が走った。
検察によると、2023年6月13日午前4時頃、ソウル・瑞草(ソチョ)区の知人宅で、中国からの女性観光客A氏が酒に酔って身動きが取れなくなった状態で、3人により性的暴行を受けたという。加害者らは前夜、梨泰院のバーでA氏と偶然知り合い、泥酔した彼女をタクシーに乗せ、知人宅に連れ込んだとされている。
同年9月12日、ソウル瑞草警察署は3人を不拘束のままソウル中央地検に送致。2024年2月28日、性暴力処罰法に基づき「特修準強姦」の罪で起訴された。

そして2024年6月18日、ソウル中央地裁で開かれた初公判において、検察は「まったく面識のない外国人観光客を集団で暴行した極めて悪質な犯行」として、テイルに懲役7年を求刑した。
テイル側は起訴事実を認めつつ、「突発的な犯行だった」と主張。
最終陳述では「もし情状酌量をいただけるならば、人生最後の機会と捉え、社会に貢献できるよう生きていきたい」と述べた。
元AV女優と密会→脱退
奇しくもテイルの初公判が報じられた6月18日、THE BOYZのチュ・ハンニョンにもスキャンダルが浮上した。
彼はその2日前に突如活動休止を発表。理由は「個人的な事情」とされていたが、日本の週刊誌『週刊文春』が報じた内容により、“元AV女優との密会”が事実上の原因だったことが明らかとなった。
報道によれば、チュ・ハンニョンは2024年5月19日夜、親交のある日本人らと六本木の飲食店を訪れ、翌朝まで酒席を共にしていた。その場には、元AV女優で現在はインフルエンサーとして活動する明日花キララも同席。彼女が彼の肩に顔を寄せ、抱きつくような場面が目撃されたという。
両者の関係性自体は明らかになっていないものの、“アイドル”という職業の特性上、そのような場に同席していた事実自体が問題視された。

報道を受け、所属事務所OneHundredは「私生活に関する情報を確認後、即座に活動中断と事実関係の調査を行った。アーティストとしての信頼維持が困難と判断し、THE BOYZメンバーとの協議を経て脱退および専属契約解除を決定した」と発表。あわせて、「メンバーとグループを守るための措置だった」と強調した。
求められる「成熟」と「自覚」
ファンダムの応援によって成り立つK-POPアイドルにとって、私生活は極めて繊細かつ重たい責任が伴う領域だ。とりわけグローバルな影響力を持つ現在のK-POPスターにおいては、行動のひとつひとつが国のイメージや文化にまで影響を及ぼす。
その中で、繰り返される“だらしない”行動が、K-POPの信頼や価値を大きく損なっているのは明らかだ。グループやファン、業界全体に深い傷を残すことを、彼ら自身が最も自覚すべきだろう。
(記事提供=OSEN)
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