俳優キム・スヒョン側が故キム・セロンさんに関連する疑惑について警察調査を終えた。
これとあわせて最近、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」と遺族を相手に虚偽告訴の疑いで訴えた。
6月30日、警察は定例記者懇談会を通じて、キム・スヒョンがカロセロ研究所の運営者キム・セウィと故キム・セロンさんの遺族を名誉毀損の疑いで告発した事件について、6月18日に代理人の取り調べを終え、被疑者側と出頭を調整中であると明らかにした。
これによると、キム・スヒョン自身が直接警察調査を受けたわけではなく、彼の法律代理人が警察署に出向き調査を受けたと把握されている。警察は近く、カロセロ研究所のキム・セウィ代表を呼び、調査を行う予定だ。
またキム・スヒョン側は、カロセロ研究所と故キム・セロンさんの遺族を相手に6月23日、虚偽告訴の疑いで告訴状を提出した。この事件も警察があわせて調査中だ。
故キム・セロンさんは、キム・スヒョンの誕生日でもある今年2月16日、ソウル城東区の自宅で亡くなっているのが発見された。享年25歳。
遺族は葬儀を終えた後、カロセロ研究所を通じて、故人が15歳の時から6年間、俳優キム・スヒョンと交際していたと主張した。
これに対しキム・スヒョン側は、故人が未成年の当時、交際していた事実はないと否定。キム・セロンさんの遺族とカロセロ研究所を相手に、性暴力処罰法違反、情報通信網法上の名誉毀損などの疑いで告訴した。さらに約120億ウォン（約12億円）規模の損害賠償請求訴訟も提起した。
カロセロ研究所は記者会見を通じて、「故キム・セロンの未成年時代の交際を証言した情報提供者A氏が、米ニュージャージー州で暴漢に襲われた」と主張し、「首を9回刺された後、病院に搬送され、犯人は逮捕された」と述べた。
しかしその後、A氏は動画で「腕をケガした」と発言を変更し、診断書も「右肩」と「左手」の刺創と記載されており、主張の信憑性に大きな疑問が生じた。
キム・スヒョン側はこの主張について「A氏の録音ファイルはAIで操作された疑いが濃厚で、襲撃写真もインターネット上に出回っている画像だと確認された。カロセロ研究所と情報提供者は存在しない事件をでっち上げ、キム・スヒョンを誹謗している」と強硬に対応した。
特に、これに関連してキム・スヒョン側は声明を出し、「キム・セウィ氏と故キム・セロンの遺族は、偽造された録音ファイルを根拠に虚偽事実を流布するだけでなく、キム・スヒョンを虚偽告訴し、児童福祉法違反の疑いで告訴に至ったが、これは明白な虚偽告訴行為だ」と強調した。
さらにキム・スヒョン側は「証拠を偽造することは重大な犯罪行為であるが、偽造された証拠を根拠に刑事告訴を行うことはさらに重大な犯罪であり、ゴールドメダリストおよびキム・スヒョンは、キム・セウィ氏と故キム・セロンの遺族に対して迅速に追加の告訴・告発措置を取ったことをお知らせするとともに、彼らが法と原則に基づき処罰されるよう最善を尽くすことをお知らせする」と付け加えた。
（記事提供＝OSEN）
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』（KBS）で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇る。また、主演を務めた2024年の『涙の女王』が世界的なヒットとなり、韓流スターとしての地位を盤石にした。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
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