韓国恋愛リアリティ番組の男性出演者が、性的暴行の容疑で身柄付きのまま検察に送致されたことがわかった。
7月1日、ソウル麻浦（マポ）警察署によると、警察は先週、30代男性パク氏を準強姦の容疑で逮捕し、身柄付きのまま検察に送致した。
準強姦の容疑（準強制性交等罪）とは、心神喪失または抗拒不能の状態にある相手に性的暴行やわいせつ行為を行った場合に適用される罪だ。
パク氏は6月21日午前3時30分ごろ、ソウル麻浦区西橋洞（ソギョドン）の駐車場で20代女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている。警察は当日中にパク氏を緊急逮捕し、同月23日に裁判所が逮捕状を発付した。
疑惑の人物ヨンチョルとは
パク氏はENAおよびSBS Plusで放送されている恋愛リアリティ番組『私はSOLO』（原題）、またスピンオフ作品『私はSOLO、その後 愛は続く』に出演しており、視聴者に衝撃を与えている。
この事件を受けて、番組制作陣は公式アカウントなどを通じて声明を発表。「制作陣は、『私はSOLO』出演者パク某氏の犯罪容疑に関し、裁判所が拘束令状を発付したという内容を6月24日午前のニュース報道を通じて知った」としたうえで、「事案の重大性を認識しており、視聴者の皆様に不快感を与えないよう、番組では適切な措置を講じて放送する予定だ。既に放送された分についても、当該出演者を最大限編集・削除する」と明らかにした。
さらに、「放送の前後で出演者に対して注意と警戒を促していたにもかかわらず、このような事態が発生したことに対し、制作陣は責任を痛感しており、心よりお詫び申し上げる。今後は、撮影後においても出演者が契約書上の義務を遵守し、責任を果たすよう、より一層厳格な管理体制を敷いていく」と説明。「視聴者の皆様の温かなご支援にお応えできるよう、番組制作に慎重を期して臨んでいく」と付け加えた。
なお、今回の報道が出た直後、『私はSOLO』第25期に出演していたヨンチョル（仮名）が、自身のSNSアカウントを突如非公開に変更した。
また、6月26日に放送された『私はSOLO、その後 愛は続く』第25期の回では、ヨンチョルの出演部分がすべてカットに。このため、性的暴行容疑を受けている出演者がヨンチョルであることが、事実上裏付けられる形となった。
ヨンチョルは番組出演時、自身を1990年生まれで延世（ヨンセ）大学体育教育学科卒業後、プロサッカーKリーグ2（2部）の富川（プチョン）FC 1995に在籍した元サッカー選手と紹介。引退後、現在は中学校のサッカー部コーチを務めていることを明かしていた。
（記事提供＝OSEN）
