フェルナンド・モラレス監督が率いる韓国女子バレーボール代表チームが、世界ランキング5位の日本に完敗を喫した。
韓国は7月10日、日本の千葉で行われた2025国際バレーボール連盟(FIVB)バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)第3週第2戦で、日本にセットカウント0-3で敗れた。韓国女子バレーボール代表は、2019年に保寧(ポリョン)で行われたVNL日韓戦以降、日本との対戦で5連敗となった。
韓国は各セットで20点以上を獲得し追い上げを試みたものの、劇的な展開には持ち込めなかった韓国。そんな中でも唯一の希望となったのは、カン・ソフィ(韓国道路公社)だろう。
カン・ソフィは1997年7月28日生まれの27歳。2015年の新人ドラフトで全体1位指名を受けてGSカルテックス・ソウルKIXXに入団し、デビューシーズンで新人王を獲得するという華々しい登場を果たした。

その後、リーグベスト7のアウトサイドヒッターに2度選出され、KOVOカップMVPを3回受賞し、女子部最多受賞記録を持っている。
2024年から金泉(キムチョン)韓国道路公社ハイバスに移籍。強力なサーブとスパイクを武器とし、コート内外で見せる前向きで活発なエネルギーでファンから愛されている。
ただ、そのカン・ソフィの活躍をもってしても勝てなかった韓国。これで韓国は今大会1勝9敗となり、最下位脱出がさらに厳しくなった。今大会を最下位で終えると、来年はVNLの下部リーグであるチャレンジャーカップに回ることになるだけに、もはや敗北は避けたいところだが……。