韓国の女優イ・ギョンピョさんがこの世を去って2年が経った。
イ・ギョンピョさんは2023年8月12日、病気のためこの世を去った。61歳だった。
1962年6月18日生まれのイ・ギョンピョさんは、1980年に民放テレビ局TBC(東洋放送)の公開採用タレント第22期で芸能界デビューし、同年のTBCドラマ『春香伝』(原題)で女優としてもデビューを飾った。
1980年に当時の全斗煥政権による言論統廃合でTBCが閉局となった後は、主に地上波テレビ局KBSで活動。『幸福戦争』『梨花に月白し』『あなた、ごめんね』『お母さん』『なつめの木、愛に包まれたよ』『新婦の部屋』『張禧嬪 [チャン・ヒビン]』など多くのドラマのほか、映画でも多数の作品に出演した。

2008年以降は芸能活動を休止していたが、2017年に放送されたドキュメンタリー番組『スタードキュメンタリー・マイウェイ』(原題)に出演。当時は「休んでいた期間が長すぎて、人々が私を忘れてしまった。まだアメリカにいると思っている人も多い」と語り話題を集めた。
また、2020年に同番組に再出演した際には、化粧品事業に携わっている近況を報告。「MBCには『田園日記』があるのに、なぜKBSには農村ドラマがないのかという話から『なつめの木、愛に包まれたよ』が生まれた」と打ち明け、女優ペク・スリョンや女優チョ・ミンスらとの共演を振り返っていた。

私生活では、作曲家パク・シチュンさんの息子で1970年代に活動した男性フォークデュオ「グリーンビーンズ」メンバーのパク・ジェジョンさんと結婚し、一男をもうけた。パク・ジェジョンさんは2012年7月11日に、心筋梗塞によって56歳で亡くなっている。
(記事提供=OSEN)