所属事務所との契約が終了して事実上の解散となったK-POPガールズグループEVERGLOW(エバーグロー)が、日本のガールズグループに名前を奪われかねない事態となり、注目されている。
最近、日本の新しいガールズグループが発表されたところ、グループ名とロゴがEVERGLOWと酷似していたのだ。
そのグループ名は「everglow.」。表記の違いはあれど、同名といって差し支えない。さらにグループロゴのデザインまでそっくりだったため、一部のファンから批判の声が続いた。
この騒動は韓国メディアも取り上げており、「“収入ゼロ”告白→解散のEVERGLOW、日本の新人に名前も奪われるところだった」「EVERGLOW、解散だけでもつらいのに…日本の新人に名前を奪われた 所属事務所が公式謝罪」「日本の新人ガールズグループ、グループ名がEVERGLOW?…所属事務所が謝罪『意図的に模倣したものではない』」といった見出しで報じられた。

議論となったeverglow.の所属事務所「合同会社SOVA」は、「弊社グループ『everglow.』の名称およびロゴにつきまして、多くのご意見を頂戴した。対応の確定まで名称およびロゴの使用は控えさせていただく」と発表。
その翌日の8月12日には、新グループプロデューサーの吉村宗一郎が「『everglow』という言葉は、プロデューサーである私が10年ほど前から個人で大切にし、自らの活動において用いてきたもの」とし、ロゴデザインについても「意図的に類似させたものではない」と立場を伝えた。
そして「重ねて深くお詫び申し上げる」と謝罪し、「現在、問題となっている名称およびロゴの使用を速やかに中止し、新たな名称・ロゴへの変更を進めている」と知らせた。

EVERGLOWはイユ、シヒョン、ミア、オンダ、アシャ、イロンで構成された6人組グループで、2019年にデビューした。『Bon Bon Chocolat』『Adios』『DUN DUN』『LA DI DA』などを発表して活動したが、今年6月に所属事務所YUE HUAエンターテインメントとの専属契約が終了した。
シヒョンとオンダは「契約終了は事実だが、解散ではない」と述べたものの、グループは2024年6月に発表した『ZOMBIE』を最後に、事実上の解散手順を踏んでいる。
中国出身メンバーのイロンが3月、ファン交流アプリ「Bubble」で「デビューしてから今まで給与はゼロ。ステージが大好きだけれど収入はゼロ。これまで一度も精算を受けたことがない」と明かしたことで、波紋を呼んだこともあった。
そんなEVERGLOWが名前まで奪われかねない騒動に巻き込まれ、ファンの心境は一層複雑さを増した。
■【画像】「自分の国に帰れ」“韓国式の挨拶”をしなかったEVERGLOWメンバーに批判殺到