13日、フジテレビの人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』の韓国リメイク版制作が発表された。さらに9月6日より、韓国国内での放送・配信に加え、動画配信サービスPrime Videoにて240以上の国と地域で配信される。

日本版の『コンフィデンスマンJP』は脚本・古沢良太による完全オリジナルの“コンゲーム”シリーズ。“欲望”や“金”をテーマに、一見平凡で善良そうな姿をした長澤まさみ演じるダー子、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)という3人の信用詐欺師たちが、さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る、痛快エンターテインメント作品だ。
今回制作が決定した韓国リメイク版のタイトルは『コンフィデンスマンKR』。主演は韓国ドラマ『私の夫と結婚して』などで知られる俳優パク・ミニョンの他、パク・ヒスン、チュ・ジョンヒョクの3人が務め、TME Groupが制作する。韓国ならではのテンポと映像美で描かれる、スタイリッシュな犯罪コメディーとなっており、リメイク版ならではのオリジナル要素が盛り込まれる。
【古沢良太氏(『コンフィデンスマンJP』脚本家)コメント】
「目に見えるものが真実とは限らない。何が本当で何が嘘か。愛すべき詐欺師たちが韓国の地にも生まれます。韓国版を製作していただくことは、日本版を作っている頃からの一つの夢でした。時間をかけて、実力ある監督、脚本、スタッフの皆さん、そして望外のキャスト陣が集結し、実現してくださったことに感激しています。どんな作品に仕上がっているか、楽しみでなりません。ともに騙し、騙されましょう。『コンフィデンスマンKR』の世界へようこそ。このニュースはたぶん本当」
【渋谷謙太郎氏(フジテレビ コンテンツ戦略本部 コンテンツ事業局長)】
「コンテンツ事業局では、国内外へのコンテンツ販売のみならず、グローバル市場への販路拡大、外部パートナーとの協業などによるコンテンツディストリビューションの拡大・開発に注力して参ります。積極的かつ立体的なビジネスデザインを目指します。原作ドラマ『コンフィデンスマンJP』が海外で認められ、リメイクが実現し、それが世界配信されるということは、悲願のビジネス展開です。これをきっかけに、今後のコンテンツ戦略にもぜひご期待いただきたいと思います」