『私の夫と結婚して』で知られる女優ソン・ハユンが疑惑の最初の流布者A氏を名誉毀損の疑いで追加告訴したなかで、A氏が彼女を虚偽告訴罪で訴えると明らかにした。
先立って8月18日、ソン・ハユン側の法的代理人である法務法人ジウムは、学生時代の校内暴力疑惑を最初に流布したA氏に関連し、「2次告訴をしたのは事実だ。名誉毀損のほか、業務妨害、脅迫罪などでも追加告訴した」と公式立場を表明した。
同日午後、あるメディアは、A氏が7月22日、情報通信網利用促進および情報保護等に関する法律違反(名誉毀損)および欺罔による業務妨害の容疑で、ソン・ハユンから再び告訴されたと報じた。
一方で、8月19日、あるメディアを通じてA氏は、「最後まで争おうということのようだ。(ソン・ハユンには)反省というものが微塵もないと思う」とし、「加害者が被害者を告訴したのと変わらない。謝罪さえしていれば暴露しなかったのに、状況を悪化させているのはソン・ハユン本人だ」と立場を伝えた。
つまり、虚偽の事実を流布したり捏造・歪曲したことはないという立場だ。アメリカ在住のA氏は、近く韓国に帰国し、「ソン・ハユンを虚偽告訴罪で告訴する」と述べた。

ソン・ハユンの疑惑は、2024年2月から浮上した。
当時、韓国tvNのドラマ『私の夫と結婚して』で主人公の親友を装った“悪女”チョン・スミン役を熱演したソン・ハユンは、好評を得ていた状況だった。
しかし『私の夫と結婚して』放送終了直後、ソン・ハユンと同じ高校だったとするA氏が学生時代の校内暴力疑惑を主張し、論争となった。
これに対しソン・ハユンは当時、所属事務所を通じてA氏とは面識がなく「事実無根」であると主張。しかし批判世論を覆すことはできず、前所属事務所との契約を終了し、事実上芸能活動を中断した。
それから約1年5カ月後の7月2日、法務法人ジウム側はソン・ハユンの無実を改めて主張し、虚偽事実による名誉毀損容疑でA氏を告訴したと発表。それにもかかわらず、A氏はアメリカに居住しており、捜査に応じていないと伝えられた。
さらにA氏は国内メディアとのインタビューを通じて、再びソン・ハユンの疑惑を主張した。これを受け、ジウム側はA氏に対する追加告訴計画を明らかにしていたが、今回実際に2次告訴が行われたことがわかった。
ソン・ハユン側は依然として疑惑について「事実無根」であることを強調し、A氏への告訴方針を明確にしている。A氏もまた、帰国後に虚偽告訴による反訴を行う方針を示した。
法廷で明らかになる真実に注目が集まっている。
◇ソン・ハユン プロフィール
1986年12月2日生まれ。本名キム・ミソン。2004年、高校生のときに雑誌モデルとしてデビュー。芸名「キム・ビョル」で活動したが、2012年のSBSドラマ『ファントム』から現在の芸名「ソン・ハユン」に変更した。以降、ドラマ『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』『恋のプログラミング~ダメ男の見分け方~』『オー!ヨンシム-帰ってきた初恋-』、映画『完璧な他人』などに出演。2024年のドラマ『私の夫と結婚して』で、主人公を裏切る悪役を熱演して一気に知名度を上げた。