デュオグループUN出身の俳優チェ・ジョンウォンが、凶器を持って女性の自宅に押し掛けるなどの脅迫行為をしていたことが明らかになった。
8月19日、韓国SBSの報道によると、ソウル中部警察署は8月16日にチェ・ジョンウォンをストーキング犯罪の処罰などに関する法律違反の疑いで立件した。
彼は、知り合いの女性の自宅に凶器を持って押しかけるなど、脅迫的な行為をしたとされる。警察は被害女性の身辺保護のため緊急応急措置を申請し、ソウル中央地裁が18日にこれを承認した。
緊急応急措置とは、加害者が被害者に100メートル以内で接近したり、携帯電話などの電気通信手段を通じて接触することを禁じる処置だ。これに違反した場合、1年以下の懲役または1000万ウォン(約100万円)以下の罰金刑に処される可能性がある。
ソウル中央地裁は「事案が緊急であり、ストーキング行為が持続的・反復的に行われることを防止する必要がある」と判断した。
不倫疑惑で裁判を抱える身

衝撃的なニュースだが、チェ・ジョンウォンといえば近年、不倫疑惑で物議をかもしている。
ある40代の男性A氏が、自分の妻が有名芸能人と過去に付き合ったことがあり、結婚後に意図的に接近して出会いを持ったと主張した。その有名芸能人がチェ・ジョンウォンという話だ。
A氏は録音記録や覚書などを通じて不倫説を主張し、チェ・ジョンウォンを相手に1億ウォン(約1000万円)の損害賠償請求訴訟を提起した。
これに対してチェ・ジョンウォンは疑惑を否認。逆に、A氏を脅迫・名誉毀損などの疑惑で告訴した。
チェ・ジョンウォンは「20代の頃に本当に親しく過ごした妹(A氏の妻)と2022年5月から6月の間に計3回にわたり会った。約1時間コーヒーを飲んだこと、漢江(ハンガン)でワインとおやつを食べたこと、そしてサイクリング同好会に関心があると言われて、約1時間かけて自転車に乗ったことはある。その3回以外、私がその妹に会ったことがないことは、すでにこの事案と関連した皆が認める事実関係」とし、訴訟を通じて事実関係を明らかにすると対抗した。
A氏はチェ・ジョンウォンを虚偽事実の流布による名誉毀損容疑でも告訴した。この過程で、A氏夫妻が離婚手続きを進めていた事実も明らかになった。
2024年12月に行われたA氏夫妻の離婚訴訟1審判決では、裁判所は「婚姻破綻の主な責任はA氏の妻にあり、配偶者としての貞操義務違反が認められる」とし、慰謝料3000万ウォンの支払いを命じた。
この際、裁判所は「A氏の妻が他の友人に会うと言って嘘をつき、チェ・ジョンウォンと会ったこと」「息子と遊びに行くと言いながら息子を一人でゲームセンターに残し、チェ・ジョンウォンと運動していたこと」を夫婦間の対立が深まった理由と判断した。
ただし、A氏の妻はこの判決を不服として控訴している。
今年4月には、ソウル家庭裁判所でチェ・ジョンウォンが提訴された約1億ウォン相当の損害賠償請求訴訟の第2回弁論期日が開かれ、本人が出廷したと報じられた。
同じ名前という縁で2003年に国連の広報大使に抜擢されたこともあるUN出身のチェ・ジョンウォンが、裁判を抱え、さらに凶器を持って女性に脅迫行為を行ったということで、今後の展開に注目が集まっている。
◇チェ・ジョンウォン プロフィール
1981年5月1日生まれ。2000年に男性デュオUNでデビューし、『Gift』『Pado』『My love My bride』など数多くのヒット曲を発表して名前を知らせた。グループ解散後、2005年のドラマ『震える胸』を皮切りに俳優として活動。ドラマ『マイ・シークレット・ホテル』『奥様はサイボーグ』『先輩、その口紅塗らないで』などに出演した。
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