『江南スタイル』などで知られる歌手PSYのコンサートチケット80枚をイベント企画会社から受け取った疑いで、韓国の現職消防幹部が警察に告発された。
8月21日、仁川(インチョン)警察庁の反腐敗経済犯罪捜査隊は、請託禁止法違反の疑いで告発された仁川西部消防署所属のA消防警を捜査中だと明らかにした。
A氏は今年6月、仁川アジアド主競技場で行われたPSYの夏フェス「PSYびしょ濡れショーSUMMER SWAG2025」のチケット80枚をイベント企画会社から受け取った疑いが持たれている。
企画会社側は「消防公務員の家族招待」を名目にチケットを渡したが、A氏はこの事実を所属機関の責任者に報告しなかったとされている。
仁川消防本部は先月、A氏の請託禁止法違反の疑いを把握し、直ちに職務から外したうえで警察に告発した。
警察関係者は「告発状が受理され、現在捜査中だ。具体的な事実関係を確認する方針だ」と説明した。

「PSYびしょ濡れショー」はPSYの代名詞ともいえる夏フェスで、観客が大量の水を浴びながら真夏に涼しさを感じられる公演として人気を集めている。
今年は仁川を皮切りに議政府(ウィジョンブ)、大田(テジョン)、果川(クァチョン)、束草(ソクチョ)、水原(スウォン)、大邱(テグ)、釜山(プサン)で開催されており、最終公演は光州(クァンジュ)で行われる予定だ。
(記事提供=OSEN)