現在放送中の連続テレビ小説「あんぱん」(NHK)の撮影が8月22日に終了(クランクアップ)した。昨年9月に高知県でクランクインしてから約1年間にわたる撮影が完了した。
主人公・柳井のぶを演じた今田美桜は「1年間、本当にたくさんの人が支えてくれたんだなと、今、改めて思います」とコメント。「楽しいこともたくさんありましたが、苦しくて悩むこともあり『何者にもなれない』というのぶの言葉が心に刺さって、自分に問いかけることもありました」と撮影を振り返った。共演の北村匠海については「北村匠海さんでたくさん救われました。ありがとう」と感謝を述べ、「こんなにもすてきな皆さんと一緒に『あんぱん』を作れたことは、私の一生の財産です」と語った。

のぶの夫・柳井崇役の北村匠海は「僕は朝ドラというものが初めてで、正直悩むこともありましたが、とにかくすばらしい現場でした」とコメント。「今田さんと僕が夫婦の役で朝ドラと関わるのは、最初で最後かもしれないとずっと感じていました。その作品が『あんぱん』で本当に良かったです」と述べ、「今田さん以外ののぶは考えられません。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを表した。

制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサーは「昨年9月上旬に高知ロケでクランクインしてから約1年。本当にあっという間でした」と振り返り、「座長として現場で笑顔で走り続けてくれた今田美桜さん。そんな今田さんをずっと隣で支えてくれた北村匠海さん」への感謝を述べた。また、「現場に向かう我々の活力となっているのは、視聴者の皆さんから日々届く多くの温かい声です」とし、「放送も残りあと約1か月。今も愛され続けるアンパンマンはどのように誕生していくのか。最終回まで是非楽しみにご覧いただけますと幸いです」と呼びかけた。
「あんぱん」は2025年3月31日から全26週130回の放送が予定されている。