なぜ韓国代表は初の“ドイツ系選手”を招集したのか。ホン・ミョンボ監督が語る「意思と責任感を示した」【一問一答】 | RBB TODAY

なぜ韓国代表は初の“ドイツ系選手”を招集したのか。ホン・ミョンボ監督が語る「意思と責任感を示した」【一問一答】

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なぜ韓国代表は初の“ドイツ系選手”を招集したのか。ホン・ミョンボ監督が語る「意思と責任感を示した」【一問一答】
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サッカー韓国代表を率いるホン・ミョンボ監督が、史上初の“ドイツ系選手”に対する期待感などを語った。

韓国サッカー協会(KFA)は8月25日、9月の国際親善試合に臨む韓国代表メンバー26人を発表。同日、ソウル新門路(シンムンロ)のサッカー会館で行われた記者会見にはホン・ミョンボ監督が出席した。

韓国代表は9月7日にレッドブル・アリーナでアメリカ代表、10日にジオディス・パークでメキシコ代表と対戦。来年の北中米W杯本大会を見据え、現地適応の意味も込めて2連戦に臨む。

ホン・ミョンボ監督は今回、ドイツ出身のMFイェンス・カストロップ(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)を初めて招集した。

カストロップはドイツ人の父と韓国人の母を持つデュッセルドルフ出身の22歳。過去にはドイツの世代別代表でプレー経験があるが、今月12日に登録先をドイツサッカー連盟(DFB)から韓国サッカー協会(KFA)へ変更したことで、初の“ドイツ系選手”として招集される可能性に関心が寄せられていた。指揮官はアメリカでの2試合を通じて、カストロップのパフォーマンスを直接チェックする予定だ。

ホン・ミョンボ監督は会見内でカストロップを「若いが、すでにブンデスリーガで経験を積んでおり、着実に成長している選手」と評価するとともに、「代表に合流するという意思と責任感を示した点を高く評価している。今回の招集を通じて、代表の文化や戦術に早く適応することを期待する。情熱が長所となり、新しい活力を吹き込んでくれると信じている」と期待を伝えていた。

ホン・ミョンボ監督
ホン・ミョンボ監督

ホン・ミョンボ監督との一問一答は以下の通り。

―メンバー発表の背景は。

カストロップを代表メンバーに含めた。若いが、すでにブンデスリーガで経験を積んでおり、着実に成長している選手だ。代表に合流するという意思と責任感を示した点を高く評価している。今回の招集を通じて、代表の文化や戦術に早く適応することを期待する。情熱が長所となり、新しい活力を吹き込んでくれると信じている。チョン・サンビンが含まれたが、彼も今年移籍して良いパフォーマンスを見せている。良いパフォーマンスをチェックするため呼んだ。

―カストロップの外的な問題は解決されたのか。

KFAがDFBと協議を進めた。カストロップ自身も手続き面を解決している。したがって、代表に選ばれることに関して問題はなかった。

―試合に出場できていない海外組の管理はどうするのか。

プレシーズン期間、すべての選手をチェックすることはできなくても、コーチ陣が(欧州で)試合を視察した。現時点でも問題だが、これからがより重要なイシューになると思う。来年6月に控えるワールドカップ本大会に向けて、環境的要因などを含めて出場していることが重要だ。継続的にチェックするが、KFAとしても議論を行っている。ある時点で新しい方策が出ると思う。絶えず疎通しながらチェックする方法しかない。視察を行うのが最も良いと思う。

―カストロップにはどんな部分を期待しているのか。

選手のパフォーマンスだけを見て選んだ。以前の試合をジョアン・アロソ・コーチが直接チェックした。3列目の中盤の選手とは少し違ったタイプだ。ファン・インボム、キム・ジンギュ、パク・ヨンウ、ウォン・ドゥジェなどがいる。非常にファイター気質のある選手だ。激しいプレーをする。既存の選手とはタイプが違う。その点がチームにプラスになり得ると思う。

―キム・ミンジェが戻ってきたとはいえ、DF陣の経験が少ない。

これからが検証の段階だ。E-1選手権で見せた姿は非常にポジティブだった。1年後のワールドカップでは何が起こるかわからない。注意深く見ている。9月のAマッチにおいて、試合の外的な側面ではワールドカップのスタジアムと似た構造が多い。内的にはアメリカ、メキシコがホームの利点を持っている。フィジカル、スピードなどで良いチェックができるだろう。本大会の舞台でどれだけ早く攻守転換ができるかを適用しようと思う。3バックの戦術も、海外組を中心にテストする計画がある。

―キャプテンに関して変化はあるのか。

考えている。どのような選択をするかは個人やチームのためにも重要だ。最初からキャプテンを変えるという決定はしていない。チームのためにどんな選択が良いのかを悩み続けなければならない部分だと思う。(キャプテン変更の趣旨と理解して良いのか?)変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。答えが曖昧に感じられるかもしれないが、その決定はまだしていない。

―代表キャプテンの基準とは何か。

いくつかの基準がある。ワールドカップという大舞台に臨むにあたり経験が必要だ。リーダーシップも必要だ。私がキャプテンをしていないのでわからないが、直接的に申し上げられることはない。ソン・フンミンはその役割を十分に果たした。

―ソン・フンミンがリスト上でFWに分類されているが。

ソン・フンミンをストライカーで起用して試合をしたことがある。ソン・フンミンの役割を若い選手たちがやり遂げることもできる。どれほど長くプレーするのかではなく、いつどのように決定的な役割をしてくれるかが重要だ。

―ソン・フンミンのアメリカでの活躍をどう見ているか。

その選択は本人がしたが、良い選択と見ることができる。ピッチ上で良い姿を継続的に見せられることは、代表にも大きな助けになると思う。新しいリーグ、環境に適応しなければならない段階で、良いパフォーマンスと得点まで見せているのはポジティブ的だ。今後もソン・フンミンの活躍について継続して見守り、負傷なく良い活躍ができるようサポートする。

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《スポーツソウル日本版》

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