1995年放送開始から30周年を迎える「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズを記念した「EVANGELION WIND SYMPHONY 2025」が北米で初開催され、トロント、ダラス、ロサンゼルスの3都市で合計約1万人を動員する大成功を収めた。

最終公演は8月30日(現地時間)にハリウッド・ドルビーシアターで開催され、約3,300人の観客が来場。高橋洋子が「魂のルフラン」「残酷な天使のテーゼ」などエヴァンゲリオンシリーズの名曲を生歌唱し、会場は大熱狂に包まれた。

公演では吹奏楽演奏による楽曲の数々に加え、バックスクリーンにエヴァンゲリオン本編の名シーンが映し出され、指揮者からは劇中での音楽が流れるシーンの解説も行われるなど、多彩な構成で観客を魅了した。

高橋洋子は30年間の思い出を振り返りながら「この曲、この作品との出会いは天からのギフトだと、とても感謝している」とコメント。「魂のルフラン」については「レコーディング当日まで歌詞が決まっていませんでした。FAXでレコーディングスタジオへ歌詞が届き、スタッフが楽譜に書き入れて、そのあと歌った思い出があります」という貴重な制作秘話も披露された。

先駆けて8月22日にはニューヨークのAnime NYCで「EVANGELION 30th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE」が開催され、約2000人が参加。高橋洋子が全て英語でMCを行い、「心よ原始に戻れ 2020」「FLY ME TO THE MOON」などを熱唱し、最後は観客との大合唱で「残酷な天使のテーゼ」を披露した。

※「EVANGELION WIND SYMPHONY 2025」ロサンゼルス・ドルビーシアター公演 現地ハイライト映像