ドラマ『私の夫と結婚して』の悪女役でブレイクするも、高校時代の校内暴力疑惑が浮上して事実上の活動休止が1年以上も続いている女優ソン・ハユン。
彼女は疑惑を否定し、最初に疑惑を提起した人物に対する法的対応に乗り出したが、そんなソン・ハユンの同級生たちのインタビューが公開された。
一言で、ソン・ハユンに不利な証言内容だった。
芸能記者出身のイ・ジンホは9月2日、自身のYouTubeチャンネルを通じて「ソン・ハユンの事件を覚えているパンポ高校の同級生たちが情報提供してくれた」と述べ、通話録音を公開した。
まず、「ソン・ハユンの彼氏と親しかった友人の一人」と紹介されたAさんは、「当時、私はソン・ハユンのグループに殴られた被害者の顔をはっきり見た。4人が仲良かったが、被害者を除いた3人が暴行した。その事件の後、殴った3人はバラバラになった。強制転校でなければ、突然姿を消すことはあり得ない」と話した。

さらに、「ソン・ハユンは校内暴力も強制転校もなかったと言っているが、そうなら同級生たちが(証言するなど)出てきて守ってやったはずだ。しかし誰もソン・ハユンを擁護しない」と主張した。
次に、ソン・ハユンの同級生と名乗るBさんは「最後まで嘘をつくのが本当に上手い。ソン・ハユンが暴行して転校になったことは同級生なら誰でも知っている。女の子同士で仲良くしていて喧嘩になった事件だった。女子が殴って転校になった事件は初めてで、すぐに噂が広まったのを覚えている。殴ったという子たちは学校に出てこなかった」と述べた。
続けて「ソン・ハユンが女優活動をしているとき、私たちの間でも“もし校内暴力がバレたら大変だ”と言っていたが、結局出てしまった。反省が見えないから、やっぱりソン・ハユンらしいと思った」と語った。
ソン・ハユンの校内暴力疑惑は2024年4月、韓国JTBCの番組『事件班長』(原題)を通じて知られるようになった。
当時、最初の情報提供者であるCさんは、高校在学中にソン・ハユンを含む3人から集団暴行を受け、その件で彼らが強制転校処分を受けたと主張した。一方、ソン・ハユン側は「事実無根で面識もない」と否定した。
今年8月18日、ソン・ハユンの法律代理人である法律事務所ジウムは「ソン・ハユン氏は7月22日、C氏を情報通信網利用促進および情報保護等に関する法律違反(名誉毀損)および欺罔による業務妨害の容疑で追加告訴した」とし、「名誉毀損のほかにも業務妨害、脅迫罪などの容疑も含めた」と伝えた。
アメリカ在住のCさんも韓国に入国し、8月25日に「この事件で被った被害について総額100億ウォン(約10億円)規模の損害賠償請求を準備中だ」と立場を伝えた。
◇ソン・ハユン プロフィール
1986年12月2日生まれ。本名キム・ミソン。2004年、高校生のときに雑誌モデルとしてデビュー。芸名「キム・ビョル」で活動したが、2012年のSBSドラマ『ファントム』から現在の芸名「ソン・ハユン」に変更した。以降、ドラマ『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』『恋のプログラミング~ダメ男の見分け方~』『オー!ヨンシム-帰ってきた初恋-』、映画『完璧な他人』などに出演。2024年のドラマ『私の夫と結婚して』で、主人公を裏切る悪役を熱演して一気に知名度を上げた。