バレーボール男子の世界選手権(世界バレー)でまさかの予選敗退に終わった日本に続き、韓国も早々に大会を去ることになった。
ラミレス監督率いる男子バレー韓国代表(世界ランキング27位)は9月16日(日本時間)、フィリピンで行われた世界バレーのプールC第2節でアルゼンチン(同9位)に1-3(22-25、25-23、21-25、18-25)で敗れた。
14日の初戦でフランス(同4位)に0-3のストレート負けを喫している韓国は、2連敗で予選敗退が確定。決勝トーナメント進出の望みが絶たれた。
第1セットでは強豪アルゼンチンを相手に中盤までリードを奪い、互角の勝負を展開した。しかし終盤に失速し、22-23の場面ではイム・ドンヒョクがアタックミス。直後にアルゼンチンのアグスティン・ロセルの強烈なサーブをナ・ギョンボクが処理できず、同セットを落とした。
続く第2セットは2点差で奪取したものの、反撃はここまで。第3セット、第4セットを連取され力尽きた。
韓国はエース格のホ・スボンが17得点、イム・ドンヒョクが15得点と奮闘。ミドルブロッカーのチャ・ヨンソクも9得点、チェ・ジョンヒョクも7得点とスコアを重ねたが、勝利には届かなかった。
スタッツではブロック数10-15、サーブ得点数5-9といずれも劣勢で、ミス数は27-21と相手を上回った。

2戦連続ストレート負けを喫した日本(同7位)と同じく予選敗退が確定した韓国は、来る18日にフィンランド(同20位)とのプール最終戦を戦う。
実に11年ぶりの出場となった世界バレーで「有終の美」を飾ることができるのか。近年の低迷で“アジアの辺境国”と叫ばれて久しい韓国の奮起が期待される。