サムスン4代目がアメリカ市民権を放棄して入隊 称賛が続くなか、正反対の“消えたK-POPスター”にも注目 | RBB TODAY

サムスン4代目がアメリカ市民権を放棄して入隊 称賛が続くなか、正反対の“消えたK-POPスター”にも注目

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サムスン4代目がアメリカ市民権を放棄して入隊 称賛が続くなか、正反対の“消えたK-POPスター”にも注目
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サムスン電子イ・ジェヨン会長の長男、イ・ジホ(24)氏がアメリカ市民権を放棄して海軍士官候補生として入隊したことで、過去に歌手ユ・スンジュンが起こした兵役逃れ事件が再び取り沙汰されている。

イ・ジホ氏は9月15日、第139期海軍学士士官候補生として慶尚南道・鎮海の海軍士官学校に入所した。

ここで11週間の教育訓練を受け、12月1日に海軍少尉として任官し、計39カ月間服務する予定だ。

アメリカで生まれ、複数国籍を保有していたイ・ジホ氏は、本来であれば韓国国籍を放棄することで兵役を免除される道もあったが、自ら市民権を返上し軍将校の道を選んだ。

イ・ジホ氏
(写真提供=サムスン電子)イ・ジホ氏

こうした選択に対し、財界内外では「サムスン4代目が示したノブレス・オブリージュ(高い社会的地位には義務が伴う)」との評価が出ている。実際、イ・ジホ氏は家族を直接説得したうえで、意志を貫いたと伝えられている。

オンライン上でも「軍隊で韓国の情緒と統率力を養ってほしい。正直、財閥の後継者やその血筋は軍隊だけは下積みから経験すべきだ。そうしてこそ社員たちの気持ちを少しでも理解できるのではないか。父親はどれほど誇らしくうれしいだろう。大韓民国の立派な息子として成長してほしい」といった応援が相次いでいる。

さらに「ユ・スンジュンとは違う」という反応も見られる。ユ・スンジュン事件とは、正反対の事例だからだ。

ユ・スンジュン
(写真=ユ・スンジュンInstagram)

ユ・スンジュンはかつて放送やインタビューで「軍隊に行く」と繰り返し発言していたが、2002年にアメリカ市民権を取得して兵役を回避した。その結果、韓国法務部から入国禁止処分を受け、その後何度も訴訟を通じて韓国の地を踏もうとしたが、国民世論は依然として冷ややかだ。

兵役は韓国社会において公正の尺度の一つといえる。イ・ジホ氏が選んだ軍服務は「共同体における責任」として記憶される一方、ユ・スンジュンはいまも「欺瞞の象徴」として刻まれている。

なお、ユ・スンジュンは最近、極右映画と分類される『建国戦争2』(原題)の広報に乗り出し、自ら政治的色合いをめぐる論争にも飛び込んでいる。

◇ユ・スンジュン プロフィール

1976年12月15日生まれ。1997年に1stアルバム『West Side』でデビューし、『Gaui』『Na Na Na』『Passion』『I Love You Nuna』『Wow』など数多くのヒット曲を出してトップスターに。入隊を控えていた2002年、韓国国籍を放棄してアメリカ市民権を取得し、兵役義務を回避。すると同年、韓国法務部から入国制限処分を受けた。以降、20年以上も韓国に入国できずにいる。英語名はスティーブ・ユ。

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《スポーツソウル日本版》

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