韓国第1世代グループ「消防車」出身の歌手チョン・ウォングァンが、19歳でこの世を去ったアイドルの衝撃的な記憶を語った。
9月16日、YouTubeチャンネル「ソン・スンファンのワンダフルライフ」にはチョン・ウォングァンが出演する動画が公開された。
MCのソン・スンファンはチョン・ウォングァンのプロデューサー時代を振り返り、「(アイドルグループの)NRGを作ったり、事務所の代表もしていたではないか」と言及した。

この発言にチョン・ウォングァンは「当時はコメディアンだけで20人ほど所属していた。チョン・ソニ、キム・ジンス、コ・ミョンファン、ムン・チョンシク、ソン・ホンスなど人気芸人が、みんなうちの会社にいた」と説明し、「その前はテヒョンと一緒にNRGをやっていて、その前は(アイドルデュオの)ハモハモもあった」と語った。
続いて「NRGの2ndアルバム活動を終えたあとに独立した」としつつ、「でも1stアルバムを終えた直後、メンバーの1人が突然この世を去った」と告白。キム・ファンソンさんについて触れたのだ。
キム・ファンソンさんは2000年6月15日、19歳の若さでこの世を去った。
1981年に生まれた故人は、1997年にイ・ソンジン、チョン・ミョンフン、ノ・ユミンとともにNRGのメンバーとしてデビュー。グループ最年少だった。

2000年6月6日に喉の痛みと風邪の症状を訴えて病院を訪れた。しかし、3日後には高熱、腹痛に加え、呼吸困難まで起こして集中治療室に運ばれたが、力尽きてしまった。
公式的には死因はウイルス性急性呼吸器疾患と伝えられた。当時は軽い風邪を除き、呼吸器関連のウイルス性疾患について広く知られていなかった時代で、成人にも満たない19歳のアイドルの突然の訃報は、多くのファンに大きな衝撃を与えた。
だが今回、チョン・ウォングァンは「敗血症だった。風邪をひいていたのに親知らずを抜いた際に感染し、わずか3日で世を去った」と当時を振り返り、「そんな出来事を経験して『ああ、少し休まなければ』と思い、芸能事業をやめてしばらく休んだ」と打ち明けた。
(記事提供=OSEN)