撮影現場に大量のゴミを放置した韓国ドラマの撮影チームが処分を受けた。
済州(チェジュ)市・涯月邑(エウォルウプ)事務所は、国民申聞鼓を通じて受け付けた民願の調査結果を発表し、「廃棄物管理法」第8条を違反した韓国ドラマ『幻惑』(仮題)の制作会社に対し、100万ウォン(約10万円)の過怠料を科すと明らかにした。
涯月邑事務所は「今回の問題が発生した地域は国有林ではないが、今後、山林庁所管の国有林での撮影協力時には条件を強化し、協力期間終了後には原状回復の有無を徹底的に確認する」とし、「このような事例が再発しないよう、行為者に注意を与えるとともに、今後は森林内での廃棄物不法投棄取締りや山火事予防活動をさらに強化していく」と強調した。
先立って8月28日、オンラインコミュニティにはドラマ制作スタッフが撮影後にゴミを放置していったという写真と映像が公開された。
公開された写真には、森の中に不法投棄された大量のゴミが写っていた。ゴミ山の中からは、ドラマの主演俳優キム・ソンホの写真が貼られたカップホルダーも発見された。

この不法投棄疑惑について、『眩惑』側は「撮影が遅くまでかかり、暗かったために現場を細かく片づけられなかった」と説明し、「状況を認識して撮影現場と関係機関に謝罪と了解を求め、すぐにゴミを処理して、現在はすべて整理された状態だ」と伝えた。
さらに「撮影後に現場をきちんと片づけられず、ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げ、今後の撮影には万全を期し、より注意を払っていく」と付け加えた。

なお、ディズニープラスで配信予定のドラマ『幻惑』は、1935年の京城を舞台に、半世紀以上も世に出ることなく疑惑と噂に包まれた魅惑的な女性ソン・ジョンファ(演者ペ・スジ)の肖像画を依頼された画家ユン・イホ(演者キム・ソンホ)が、彼女の神秘的な秘密に近づいていく過程を描いた作品だ。
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