元アナウンサーでタレントのユ・ヨンジェ(61)が、元妻である女優ソヌ・ウンスク(65)の実姉に強制わいせつを働いた事件で、懲役2年6カ月の実刑判決が確定した。
9月25日、ある韓国メディアが報じたところによると、最高裁第3部は、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(親族関係による強制わいせつ)の容疑で収監されたユ・ヨンジェの上告を棄却し、原審判決をそのまま確定した。
ユ・ヨンジェは2023年3月から10月にかけて計5回、元義姉に股間を押しつけたり、胸を触ったりするなどの強制わいせつをした容疑で起訴された。
警察や検察の取り調べ、さらには1審の裁判でも容疑を一貫して否認していたが、今年1月の1審で懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡された。検察は懲役5年を求刑していた。
それを受け、ユ・ヨンジェ側は量刑不当を主張して控訴。ユ・ヨンジェは、控訴審の最終弁論を通じて「過去の時間を反省している。私の持つ親密さや性的な基準に対する認識が欠けていた。間違っていた。私によって被害を受けた被害者に心から謝罪し、苦しんでいる被害者に頭を下げて深くお詫びし、謝罪する」と述べ、寛大な処分を訴えた。

しかし7月23日、水原(スウォン)高裁・第2-3刑事部はユ・ヨンジェの控訴を棄却し、1審と同じ懲役2年6カ月を宣告して原審を維持した。
その理由については、「被告人は犯行を反省し、被害者のために多額の刑事供託金を2度にわたって支払うなど、被害回復の努力を見せている」としながらも、「しかし被害者は妹(ソヌ・ウンスク)の結婚生活に支障をきたすことを恐れて被害を隠し、被告のわいせつ行為に耐えてきたと見られる。深い羞恥心を抱いたことは想像に難くなく、供託金も受け取る意思がないなど、厳罰を求めている」と説明した。
そして今回、最高裁が上告を棄却したことで、ユ・ヨンジェの実刑判決が確定した。
なお、ユ・ヨンジェとソヌ・ウンスクは2022年に結婚したが、1年半後の2023年4月に離婚した。
ソヌ・ウンスクは、ユ・ヨンジェの強制わいせつ事件や事実婚疑惑などを理由に婚姻取消訴訟を提起したが、裁判部は両者がすでに離婚しており、これ以上訴訟を続ける理由がないとして却下している。
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