生前は「アルコール依存症の母親役」好演も 脳梗塞の闘病中にこの世を去った女優パク・チアさん、1周忌 | RBB TODAY

生前は「アルコール依存症の母親役」好演も 脳梗塞の闘病中にこの世を去った女優パク・チアさん、1周忌

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生前は「アルコール依存症の母親役」好演も 脳梗塞の闘病中にこの世を去った女優パク・チアさん、1周忌
生前は「アルコール依存症の母親役」好演も 脳梗塞の闘病中にこの世を去った女優パク・チアさん、1周忌 全 1 枚
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Netflixドラマにも出演した女優パク・チアさんがこの世を去って1年が経った。

パク・チアさんは2024年9月30日、脳梗塞の闘病中にこの世を去った。52歳だった。

当時、所属事務所ビリオンズは「パク・チアさんが9月30日午前2時50分、脳梗塞での闘病中、享年52歳で亡くなった。最後まで演技を愛した故人の情熱を永遠に記憶する。もう一度、故人の逝く道に深い哀悼の意を表し、謹んで故人の冥福を祈る」と訃報を伝えた。

1972年2月25日生まれのパク・チアさんは、1990年代後半よりドラマや映画での端役出演を経て、2002年の故キム・ギドク監督映画『コースト・ガード』でその名を知らせた。以降も『春夏秋冬そして春』『うつせみ』『ブレス』と複数のキム・ギドク作品に出演したほか、2007年のホラー映画『1942奇談』では母親の幽霊役を好演し、強烈なインパクトを残した。

パク・チアさん
(写真提供=OSEN)パク・チアさん

ほかにも、『王になった男』『復讐のトリック』『コンジアム』『王宮の夜鬼』『クローゼット』などの映画、『神のクイズ シーズン4』『優しくない女たち』『グッドワイフ 彼女の決断』『客 -ザ・ゲスト-』『最愛の敵~王たる宿命』『クリーニングアップ』『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』『呑金/タングム』などのドラマに出演。遺作は韓国で今年4月30日に公開された映画『破果』(原題)、同年6~7月に放送されたドラマ『サロン・ド・ホームズ』となった。

生前、特に強い印象を残した作品はNetflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』だ。女優ソン・ヘギョ演じる主人公ムン・ドンウンの母親チョン・ミヒ役として出演したパク・チアさんは、アルコール依存症で、娘が学校いじめの被害者であるにもかかわらず加害者家族からの示談金を受け取り、子どもの苦しみを無視する冷酷な母親を熱演して視聴者の怒りを買った。

そんなパク・チアさんの悲報には、多くのファンやネットユーザーから追悼の声が寄せられた。『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』で共演したソン・ヘギョ、俳優パク・ソンフン、俳優チョン・ソンイル、女優キム・ヒオラ、俳優キム・ゴヌらも、弔問や供花で哀悼の意を示した。

パク・チアさん
(写真=Netflix)『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』でのパク・チアさん

パク・チアさんの遺作となったドラマ『サロン・ド・ホームズ』を手掛けたミン・ジンギ監督は、本サイト提携メディア『OSEN』に「パク・チアさんは闘病中にもかかわらず、誰よりも強い演技への情熱を見せてくれました。闘病中であることはおっしゃらず、同僚俳優やスタッフも知ることはできませんでしたが、本人は現場で笑顔を絶やさず、他の俳優の演技にもすべてリアクションする、まさにプロフェッショナルな方でした」と回想。

また、「一緒に息を合わせたシーンを振り返ると、パク・チアさんはまるですべてのエネルギーを注ぎ込んで、炎のように自らを燃やしながらも、輝きを放つ俳優のようでした。パク・チアさんのご冥福をお祈り申し上げます」とし、パク・チアさんを偲んだ。

パク・チアさんの弟は今年7月、自身のSNSを通じて『サロン・ド・ホームズ』制作陣による追悼映像をシェアし、「姉さん、本当に最後の作品になってしまったね。監督やスタッフ、共演者の皆さんに感謝します。姉も天国で喜んでいると思います」と感謝を記した。

パク・チアさん
(写真=ENA)パク・チアさん追悼映像

同日、ENA公式YouTubeチャンネルには「故パク・ジア俳優へ送る最後の手紙」と題した映像が公開。そこでは、生前のパク・チアさんが百想芸術大賞のプレゼンターとして登壇した際に伝えた「私は何者でもないのに、とても重要な人のように拍手をしてくれた。その瞬間、自分が輝いていると感じた」という言葉が紹介され、見る人に深い余韻を残した。

『サロン・ド・ホームズ』制作陣はパク・チアさんの撮影現場での姿も公開し、「常に謙虚な姿勢で、刹那の瞬間のために努力を惜しまなかった俳優パク・チア。共に笑い、涙したあの名前を忘れずに記憶します」と追悼の意を表した。

また、昨年10月にはパク・チアさんの弟が女優ヨム・ヘランに感謝を伝えたエピソードも明かされている。

弟は「姉が集中治療室で生死をさまよっていた時、面会ができない状況でも何度も足を運び、病室の外で祈ってくださった。生死の峠を辛うじて越えて、闘病中にも何度も訪ねてくれて、意識のない姉の力となる対話と看病をしてくださった」とし、「自分の家族も知らないうちに姉に見せてくださった愛、友情を、看護婦さんを通じて伝え聞きました。姉の最後の道までともにしてくれて、母の手を握り抱きしめて、慰めてくださった。本当に感謝の気持ちだけです。自分が余裕がなく挨拶もまともにできなかったので、改めて頭を下げて、深く感謝申し上げます」と伝えていた。

(記事提供=OSEN)

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《スポーツソウル日本版》

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