有名芸能人が運営に関与していたことで知られる韓国のカフェが、国有地を違法に使用していたことが明らかになり、物議を醸している。
10月6日、『KBSニュース』は「芸能人が運営していると口コミで広まり、約3年前から人気を集めた済州・西帰浦市のあるカフェを現地調査した結果、およそ6000平方メートル(サッカーコート一面分に相当)の山林を無断で転用していたことが確認された」と報じた。
報道によれば、カフェの周辺には散策路が整備され、芝生を敷いた丘の周囲にはブランコなどの遊具が設置されていたという。また、利用客向けに広い駐車場も整備されていたが、建物を除いた大部分の敷地は山林にあたる土地だった。
これを受け、西帰浦市は違法な山林転用について自治警察に捜査を依頼。カフェの運営者は「不法な山林転用に該当することを後から知り、改善を試みたが資金的な事情で実現できなかった」と釈明した。

さらに、かつてカフェの共同代表を務めていた芸能人A氏は「今年4月に契約が終了し、現在はカフェの運営に関与していない。カフェ造成当時もインテリアの一部を担当しただけで、土地については知らなかった」と説明した。
西帰浦市は、自治警察の捜査結果を踏まえて原状回復命令を出す方針だ。
■【画像】営業後のカフェに無断侵入し、ドラマを撮影→片付けず立ち去る