芸人チョン・セヒョプさんの訃報を受け、彼の意外な過去が改めて注目されている。
10月7日、KBS2のバラエティ番組『ギャグコンサート』は公式SNSを通じて「芸人 故チョン・セヒョプさんの悲しい知らせに深く哀悼の意を表します。心からご冥福をお祈りいたします」と伝えた。享年41歳だった。
チョン・セヒョプさんはかつて、お笑い番組『ウッチャッサ!(笑いを探す人々)』内のコーナーで“おバカキャラクター”を演じ、視聴者に笑いを届けた。強面のルックスとは対照的に、愛嬌ある声や仕草でギャップを発揮し、ムードメーカーとして親しまれた。
その前は、ソウル・江南の狎鴎亭にある有名ヘアサロンで働いていた実力派ヘアデザイナーでもあった。当時は月600万ウォン(約60万円)を稼ぎ、多くの芸能人のヘアスタイルを担当して「チョン先生」と呼ばれていたという。
安定した職を手放して芸の道を選び、2007年にお笑いオーディションに合格して芸人としてデビュー。その後も仲間の髪を整えるなど特技を生かし、周囲に惜しみなく尽くす温かな人柄で愛された。

ヘアデザイナーとして人を輝かせ、芸人として笑いを届けてきた人物の訃報だけに、衝撃と深い悲しみが広がっている。
(記事提供=OSEN)