京都・嵐山の「竹林の小怪」に続き、世界遺産にも登録されているスペインの「サグラダ・ファミリア」でも韓国語の落書きが見つかり、「韓国広報専門家」を自称する大学教授が苦言を呈している。
誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は10月31日、自身のインスタグラムで「スペインの代表的な可能名所であり、ガウディが設計したバルセロナのサグラダ・ファミリアでハングルの落書きが発見され、批判の世論が起きている」と綴り、2枚の画像を投稿した。
ソ教授が公開した画像では、サグラダ・ファミリアの柱に韓国語で「プェク」と落書きされていることがわかる。「数人のネットユーザーが現地で撮影した写真を送ってくれた」というソ教授は、「“プェク”は気分が良くないときに吐き出す言葉で、インターネット用語として広く使われている」と説明する。
また、「ほかの国の文字による落書きもあるにはあるが…」と前置きつつ、「今回は(ハングルの落書きが)特に大きく書かれており、一目でわかるほど目立っているため、問題となっている」と指摘した。


最近では、日本・京都の嵐山にある観光名所「竹林の小怪」でも多くのハングルによる落書きが発覚し、物議を醸したことがある。
「米アリゾナ州の観光名所グランドキャニオンの岩肌にもハングルの落書きが大きく残され、人々の眉をひそめさせた」というソ教授は、「最近の一部の韓国人観光客がなぜこのようにするのかが理解できない。世界的な観光地にハングルの落書きをすることは絶対にあってはならない」と、落書きをした韓国人に怒りを示す。
さらには「近頃はKコンテンツの人気で韓国のイメージが非常に良くなっている。そのような状況でこうした行為をすることは、国のブランド価値を損なうだけだ」とし、「今後、韓国人観光客はより成熟した市民意識をもとに、海外では基本的な“グローバル・エチケット”を守るべきだ」と強調していた。

ソ・ギョンドク教授は1974年5月25日生まれの51歳。誠信女子大学で教授を務める傍ら、「韓国広報専門家」を自称して女優ソン・ヘギョや歌手ソン・ガイン、俳優キム・ナムギル、女優パク・ソルミ、MONSTA Xのショヌ、歌手カンナム、女優キム・ギュリなど著名人と協力し、独島(竹島の韓国呼称)や韓国文化などに関する自主的な広報活動に邁進している。