22日、Netflixで配信中のロマンティックコメディ『匿名の恋人たち』のファンミーティングが開催された。


同作は30~40代の大人の純愛を描く物語として話題を集めている。主演の小栗旬が、人と握手さえ交わせなくなった製菓メーカー御曹司の壮亮(そうすけ)役を、13年ぶりの王道ロマコメ作品として演じる。ヒロインのハナ役には韓国の実力派女優ハン・ヒョジュが出演している。


イベントには小栗旬、ハン・ヒョジュ、中村ゆりが登壇。小栗が「今日は楽しんでいっていただければと思います」と挨拶すると、ハン・ヒョジュは「アニョハセヨ」と韓国語で挨拶しつつ、「こうやってお会いできて涙が出そうなほど嬉しいです。ありがとうございます」とコメント。中村は「赤西くんがいらっしゃらないのでお熱い二人のお邪魔になってしまうんですけど(笑)今日はみなさんと女子会する気持ちで来ましたので一緒に楽しみましょう」と会場を和ませた。
月川翔監督も客席から参加し、赤西仁からのメッセージを代読。「この度、高田寛役を演じさせていただいた赤西仁です。本日は、極度の潔癖症・視線恐怖症が小栗旬限定で発症したため欠席させていただくことになりました」と会場の笑いを誘いつつ、「今回は久しぶりの日本での作品でNetflixさんには大変お世話になりました。役を演じる上で、監督、韓国のプロデューサーとたくさんの打合せを重ね、高田寛としてお芝居をしないお芝居を心がけてやらせていただきました。まだご覧いただいていない方は是非、ご賞味ください。ネトフリ最高!」とメッセージが読まれた。


トークコーナーでは、作中の好きなキャラクターやシーンについて語る企画を実施。小栗は「自分が演じた壮亮ですかね」と回答し、アドリブについて「突然出たわけじゃなくて、相談しながら作っていきました。壮亮がとにかく消毒しているというのは自分でも意識してやり続けたことですね」と役作りについて語った。ハン・ヒョジュは「私も私が演じたイ・ハナが好きです。応援したくなります」とコメント。中村は「壮亮とハナが初めて向き合うスローモーションのシーンのハナの顔がかわいい。まるで少女のような」と見どころを挙げた。
撮影中のエピソードについて話が及ぶと、小栗は「ル・ソベールのシーンを撮影していたセットがめちゃくちゃ暑かったんです」と裏話を披露。さらに中村が「物語の中で寛とアイリーンが一夜を過ごしたことになっているじゃないですか。そのシーンを実は撮影しているんです!ごっそり無くなってました。どんなシーンだったかは皆さんのご想像にお任せします(笑)」と衝撃の事実を明かし、会場は大いに盛り上がった。
イベントでは、ファンが選んだ好きなシーンランキングも発表され、第3位は「寛の『迷わせんなよ』のシーン」、第2位は「壮亮がハナに傘を差し出すも即座に回収するシーン」、第1位は「壮亮とハナが同じイヤホンで『告白』を聴くシーン」という結果になった。
ファンとの恋の悩み相談コーナーでは、「年齢を重ねると新しいことになかなか踏み出せない」という悩みに、中村が「好きって思うことは少ない気がして、そう思ったならやってみないと勿体ないって思っちゃいます。後悔しないように突き進む。傷ついても忘れますから、それぐらいの感じでいきましょう」と明るくアドバイスを送った。

最後に中村は「こういう楽しい時間を共有できてとても幸せでした。寒くなってきたので益々『匿名の恋人たち』の甘い雰囲気があう季節になってきたと思いますのでもっともっと応援してください」、ヒョジュは「前から日本でもお仕事したくて日本語の勉強を頑張ってきたんですけど、このドラマに出演できてすごく嬉しかったし感動しました。特別なこの作品が皆さまの心に残ってチョコレートみたいに甘く残ったらいいなと思います」、小栗は「この作品が皆さんの癒しになったらいいなと思っています。この先も応援していただけたらと思います」とメッセージを送りイベントを締めくくった。