BTSやLE SSERAFIMらを擁する韓国の大手芸能事務所HYBE(ハイブ)が、韓国代表FWソン・フンミンが所属する米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFC(LAFC)とパートナーシップを締結した。
【注目】ソン・フンミンもARMY公言!「BTSは英雄」HYBEは10月24日、ロサンゼルスFCとパートナーシップ締結を発表。パートナーシップの一環として、来る30日(日本時間/現地時間29日)にロサンゼルスFCの本拠地BMOスタジアムで行われるMLSカップ・プレーオフのロサンゼルスFC対オースティンFCにおいて、Kカルチャーイベントを開催することを明らかにした。
HYBEがアメリカのプロサッカーチームとパートナーシップを結ぶのは初。今回のKカルチャーイベントは、ロサンゼルスと韓国の文化的な繋がりにフォーカスし、現地のスポーツファンにKカルチャーの魅力を紹介するために企画された。
実際、ロサンゼルスはアメリカで最も韓国人が多く居住する都市として知られている。

HYBEとロサンゼルスFCは、イベントを通じて来場者に韓国の文化・音楽・コミュニティが調和した没入型のKカルチャーフェスティバルを披露する計画だ。
まず、BMOスタジアムでは試合中にK-POPがBGMとして再生され、BTSやSEVENTEEN、KATSEYEなどHYBEアーティストの楽曲に合わせたライトショーが展開される。2万2000席規模の同会場は、BTS・J-HOPEやSEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENなどのコンサート開催地としてK-POPファンの間でも知られている。
来場者は腕輪型の応援バンドやレーザー、花火などと音楽が連動した演出で、K-POP特有の応援文化を体験できる。また、会場には現地の人気韓国料理店が出店し、コリアタウン文化から着想を得た“フュージョン韓国料理”も楽しめる。

HYBEのパン・シヒョク議長は「音楽とスポーツの共通点は、言語や地域を超越し、人々を一つに結ぶ力があるということ」とし、「韓国をはじめ多様な文化が共存するロサンゼルスで、ロサンゼルスFCおよびMLSと初めて協業することを意味深く考えている。現地のファンとの関係をより一層深めることができて嬉しい」とコメントした。
HYBEアメリカのアイザック・リー代表は「ロサンゼルスFCとのパートナーシップを通じて、HYBEの主要成長地域であるアメリカ地域での存在感と文化的影響力を一層強化する契機になった」と述べ、「今回のイベントは、スポーツ・音楽・食べ物など多様な文化を互いに連結するファンダムの力を見せる場となる。HYBEは今後も音楽、ストーリーテリング、ライブ経験を通じて、全世界と疎通するエンターテインメントを作っていくだろう」と展望を語った。
ロサンゼルスFCのラリー・フリードマン共同代表も、「ロサンゼルスFCは情熱的なファン文化の力をよく理解している。HYBEの初のMLSパートナーとして、今回の協業を通じてK-POPのエネルギー、ロサンゼルスFCとロサンゼルスの包容性を示す忘れられない経験を作る」と伝えた。
ロサンゼルスFCには今年8月より韓国代表キャプテンのソン・フンミンが加入。移籍金は非公開だが、現地ではMLS史上最高額の約2600万ドル(日本円=約38億円)と報じられ注目を集めた。加入後はリーグ戦10試合で9ゴール2アシストを記録しており、早くもエース級の活躍で現地ファンを魅了している。
◇ソン・フンミン プロフィール
1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けた。2010年にドイツのハンブルガーSVでプロデビューし、バイエル・レバークーゼンを経て2015年にイングランドのトッテナムへ移籍。2021-2022シーズンにアジア人初のプレミアリーグ得点王を受賞。2025年夏で10年在籍したトッテナムを退団し、同年8月7日に米メジャーリーグサッカーのロサンゼルスFCに加入。愛称は「Sonny(ソニー)」。


