400kgの舞台装置が落下、下敷きに…下半身まひになるも労災認められず 韓国声楽家が30歳で死去 | RBB TODAY

400kgの舞台装置が落下、下敷きに…下半身まひになるも労災認められず 韓国声楽家が30歳で死去

エンタメ 韓国・芸能
注目記事
400kgの舞台装置が落下、下敷きに…下半身まひになるも労災認められず 韓国声楽家が30歳で死去
400kgの舞台装置が落下、下敷きに…下半身まひになるも労災認められず 韓国声楽家が30歳で死去 全 1 枚
/
拡大写真

不幸な事故に見舞われた韓国の声楽家が帰らぬ人となった。

複数の韓国メディアによると、声楽家のアン・ヨンジェさんが30歳で亡くなった。10月21日早朝、心停止で倒れ、そのまま息を引き取ったという。

アンさんは2023年、ソウルの世宗(セジョン)文化会館で舞台装置の下敷きになり、下半身まひの後遺症を負ったことで知られる。オペラのリハーサル中、合唱団の一員として参加していた際、重さ400kgを超える鉄製の舞台装置が落下し、肩を直撃。脊髄損傷による下半身まひと診断された。

しかし当時、フリーランスという立場だったため労働者として認められず、労災保険の対象外とされた。

世宗文化会館側は「舞台上での事故かも不明」と責任を否定し、「安全対策には最善を尽くした」と主張。アンさんはその後、高額な治療費を自費で負担し、うつ症状に苦しんでいたという。

アン・ヨンジェさん
(画像=ユーチューブ)アン・ヨンジェさん

韓国では芸術家の労災保険加入が任意で、保険料も自己負担のため実効性が低い。個人芸術家の加入率は2024年時点でわずか2%にとどまっている。今月24日には市民団体が世宗文化会館前で会見を開き、「芸術家にも労災保険を義務化し、故人の労働者性を認めるべきだ」と訴えた。

【写真】亡くなった歌手BoAの兄…医師からの酷い言葉

【写真】30代で亡くなった韓国女優の“大胆露出”ドレス姿

【写真】誕生日翌日に…韓国国民的女優、この世を去って1年

《スポーツソウル日本版》

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/