俳優イ・ジョンヒョンが日本人に誤解されたことがあるという、“笑えるが切ない”経験を明かした。
10月26日に放送された韓国MBCの『覆面歌王』(原題)では、仮面をかぶって歌を披露した「エゲンナム(草食男子)」がステージを終えた後に正体を公開した。
その正体はイ・ジョンヒョンだった。
彼はドラマ『ミスター・サンシャイン』で独立軍を追跡する日本軍の役を演じ、強烈な印象を残したことから「本当に日本人だと思った」という反応を得たことがある。
この日の放送でイ・ジョンヒョンは「自分の顔が知られるきっかけになった作品は、ほとんどが日本人役だった。『ミスター・サンシャイン』では悪いことをたくさんする役だったので、印象が良くなかったようだ。よくないコメントもたくさん見た」と打ち明けた。
実際、彼は2018年の光復節記念式典で国歌斉唱を務めた際、一部の視聴者から「なぜ日本人が韓国国歌を歌うのか」という抗議を受けたこともあったという。

しかしイ・ジョンヒョンは、国家有功者の子孫だった。彼は「亡くなった母方の祖父が6・25戦争(朝鮮戦争)の参戦勇士だった」と明かした。
これに対し司会者のキム・ソンジュは「光復節記念式典で国歌を歌うのは誰にでもできることではない。国家有功者の子孫だからこそ可能だったことだ」と強調した。
(記事提供=OSEN)
◇イ・ジョンヒョン プロフィール
1990年10月26日生まれ。2014年に演劇でデビュー。主な出演作にドラマ『ミスター・サンシャイン』『アイテム~運命に導かれし2人~』『アリス-運命のタイムトラベル-』『Sweet Home -俺と世界の絶望-』、映画『イルジン 不良たち』『ノンストップ』『スティール・レイン』『シャーク 覚醒』『見知らぬ隣人』『パイレーツ:失われた王家の秘宝』『罪深き少年たち』など。『ミスター・サンシャイン』では日本軍人ツダ役を好演。あまりに流暢な日本語を駆使することから、「日本人なのではないか」と誤解されたことも。


