韓国Kリーグ、誤審急増で審判委員長が国会に召喚される事態…「個人の主観で異なる」発言に批判の嵐も | RBB TODAY

韓国Kリーグ、誤審急増で審判委員長が国会に召喚される事態…「個人の主観で異なる」発言に批判の嵐も

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国会の国政監査に“証人”として出席した韓国サッカー協会(KFA)のムン・ジンヒ審判委員長が、不可解な発言で波紋を呼んでいる。

ムン委員長は10月27日、ソウル汝矣島(ヨイド)の国会で行われた文化体育観光委員会(以下、文体委)の国政監査に出席し、「国民の力」キム・スンス議員から質問を受けた。

文化体育観光委員会は今月8日、ムン委員長を27日に行う大韓体育会などに対する国政監査の証人として採択したことを明らかにした。ムン委員長は今回、Kリーグで物議を醸す誤審騒動や判定問題に関して問いただされた。

キム議員は、9月13日に行われたKリーグ2(2部)の忠南牙山(チュンナム・アサン)FC対富川(プチョン)FC 1995、10月3日に行われた済州(チェジュ)SK FC対全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースで発生した誤審の映像を流し、「(当該の場面は)PKと判定することが難しい状況なのか」と問いただした。すると、ムン委員長は「多少、個人の主観的な考えによって異なる場合もある」と答弁した。

これは不可解な発言だ。いずれの試合も、当該の場面はすでに審判パネル会議で「誤審」と結論づけられた案件である。誤審とは「誤って審理・審判をすること」を指す。明確な誤りでない限りは、“誤審”として確定することができない。

ただ、主観的判断によって変わるのであれば、誤審という線引き自体が曖昧になる。ムン委員長の発言はその点で矛盾していることからさらなる批判を招いた。実際、キム議員は「審判委員長がそのような考えだから、誤審が増えるのではないか」と声を荒らげた。

ムン・ジンヒ
(写真=国会放送YouTubeチャンネル)国政監査に出席したムン・ジンヒ審判委員長(右)
Kリーグ
(写真=国会放送YouTubeチャンネル)国政監査で流された済州vs全北現代の誤審シーン

国政監査は国民の前で行われる厳粛な場だ。ムン委員長はKリーグの審判団全体を代表し、証人として出席していた。明確で論争の余地のない答弁が求められる立場にもかかわらず、逆に波紋を広げかねない発言となってしまった。

この日、キム議員は「今年のKリーグの誤審件数は(前年比)182%増加した」とする資料を公開した。昨年は計28件だった誤審が、今年は79件まで増加しているのだ。Kリーグ1に限れば、前年の8件から今年は34件と、325%の増加となっている。

ムン委員長はこれに対し、「Kリーグファン、そして国民の皆さんに申し訳なく思う。私は今年4月10日に審判委員長に就任した。昨年までは誤審を誤審とは言わなかった。誤審と正しい判定を明確に区分したかった」と説明したうえで、「冬季のトレーニングを経れば、来年には誤審が明らかに減ると確信している。この場に立つことになり大変申し訳ない」と謝罪の言葉を口にした。

一方、キム議員は「正確に判定できない審判、同じミスを繰り返す審判を降格または除外すべきではないか。過去5年間で降格または除外された審判は何人いるのか。退出した審判はいるのか」と懲戒措置の実態について質問。これにムン委員長は「いる。毎年20%が昇格・降格している」と答えた。

しかし監査の終盤、キム議員は「先ほどの証人尋問でムン委員長が“(審判を)退出させた審判がある”と証言したが、再確認した結果、そのような事例はなかった」と主張。虚偽証言(偽証)に対する告発を求める意向を示した。この点について、協会側は「該当する事例は存在する」と説明しており、今後の確認・検討が必要とされている。

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《スポーツソウル日本版》

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