31日に放送された『酒のツマミになる話』(フジテレビ)の冒頭で、年内をもって番組終了となることが発表された。千鳥の大悟がVTRで視聴者とゲストへメッセージを送った。
この日の放送では、番組本編の冒頭で「酒のツマミになる話は年内をもって放送終了することが決まりました。」とテロップが表示された。「これまでご覧いただき誠にありがとうございます。千鳥のお二人をはじめ、番組に出演してくださった皆様に感謝いたします。」と感謝が綴られ、しんみりとした雰囲気で始まった。
すると画面が切り替わり、大悟がVTRで登場。「ノブとも話し合った結果、『酒のツマミになる話』辞めま~す」と笑顔で宣言。しかし、既に何本かは収録済みとのことで、「その時に出てくれたゲスト、芸人は面白い話をしてくれています」と語り、それは今まで通り楽しんでほしいという旨を伝えた。最後には、「面白くなければテレビじゃない、フジテレビ」と、1981年にフジテレビが打ち出したスローガン『楽しくなければテレビじゃない』と重ねて皮肉り、VTRを締めくくった。
番組をめぐっては、同日、公式サイトを通じて年内での放送終了が正式に発表された。その背景には、10月24日の放送回で予定していた内容が直前に差し替えとなるトラブルがあった。フジテレビはその理由について「再生・改革の取り組みを進めている弊社の状況を鑑みた判断」と説明している。また、この対応を受けてMCの千鳥から降板の申し出があったことも公表され、「社内で協議の結果、年内をもって番組を終了することになりました」と伝えられた。
同番組は、もともと『人志松本の酒のツマミになる話』として2021年4月にスタート。MCの松本人志が活動休止となった後、後任として千鳥・大悟が抜てきされ、2024年2月9日から現在のタイトル『酒のツマミになる話』として放送が続けられていた。





