韓国の一部オンラインコミュニティで拡散されている“速報画像”フェイクだったことが分かった。
韓国の放送局「毎日放送(MBN)」は11月5日午後、「今月1日に“MBN速報”という形式でネットやSNSに投稿された内容は、悪意を持って巧妙に加工された偽の投稿だ。これを制作・拡散した人物を特定し、5日付で告訴した」と明らかにした。
MBNによると、10月30日に日韓首脳会談が行われた翌日の昼頃、李在明(イ・ジェミョン)大統領が日本の高市早苗首相に言及した内容が速報として伝えられた。
しかし、コミュニティ上で出回った偽の速報画像では、記事タイトル内の「李大統領」の部分が侮辱的な語に置き換えられており、多くのネットユーザーが困惑したという。

この偽画像は、X(旧Twitter)のユーザーによって作成されたものとされる。MBNは、当該ユーザーが別のユーザーに「これは偽物。自分が勝手に修正した」と認めるコメントを確認しており、これを証拠として同ユーザーを業務妨害および名誉毀損の疑いでソウル中部警察署に告訴したという。
MBNは「今回の偽情報により、長年、公正さと信頼を基盤にして報道してきた当社のイメージに大きな損害が生じた」とし、「決して看過できない。制作・拡散したユーザーに対しては一切の寛容措置を取らない」と強調した。
(記事提供=OSEN)


