麻薬・監禁・拉致…韓国人を狩った「殺人ビジネス」の全貌…『犯罪都市2』よりも残酷だった現実 | RBB TODAY

麻薬・監禁・拉致…韓国人を狩った「殺人ビジネス」の全貌…『犯罪都市2』よりも残酷だった現実

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麻薬・監禁・拉致…韓国人を狩った「殺人ビジネス」の全貌…『犯罪都市2』よりも残酷だった現実
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マ・ドンソク主演映画『犯罪都市2』のモチーフとなった事件の実像が韓国で明らかになった。

『犯罪都市2』は、2007年から2012年にかけて起きた「フィリピン連鎖標的拉致殺人事件」をモチーフにしており、11月8日に放送された韓国SBS『怪物の時間』では事件の主犯チェ・セヨンの実像が、集中的に取り上げられた。

チェ・セヨンのあまりにも図々しい責任逃れの発言と、故ホン・ソクドンさんの母親の切実な物語が公開された場面では、瞬間最高視聴率が4.1%(ニールセンコリア首都圏基準)まで跳ね上がり、視聴者の高い関心を証明した。

フィリピンで韓国人を標的にした連続犯罪…チェ・セヨンの「殺人企業」の実態

『怪物の時間』チェ・セヨン編では、フィリピン現地で韓国人を標的に発生した連続拉致・殺人事件の全貌を追った。

事件の中心人物であるチェ・セヨンは、自らを「殺人企業CEO」と称し、複数の韓国人を拉致して金品を奪い取る犯行を組織的に指揮した。番組では、チェ・セヨン一味が被害者を監禁・脅迫する過程で行った残虐な行動の数々が明らかにされた。

チェ・セヨンは被害者の口を封じるため、強制的に麻薬を投与するという非道な手口を使っていた。

番組制作スタッフは現地取材と関係者の証言を通じ、チェ・セヨンの非人間的な手法と「殺人企業」の運営実態を克明に暴いた。彼の指揮のもと、多くの韓国人被害者が発生し、彼らは異国の地で極限の恐怖と苦痛にさらされていた。チェ・セヨンの緻密で冷酷な計画は、単なる偶発的犯行ではなく、完全に計算された“ビジネス”だった。

故ホン・ソクドンさん失踪と、母コ・グムレさんの執念の追跡

故ホン・ソクドンさんは2011年9月、フィリピンで失踪する直前、母コ・グムレさんに電話をかけ「そばに誰かがいたらダメだ」「誰にも話してはいけない」と囁いた。

(画像=SBS『怪物の時間』放送画面キャプチャー)

さらに「現地の未成年女性と関係を持ってしまい、その親に和解金として1000万ウォンを要求されている」と金銭を送るよう頼んだ。コさんは息子の言葉を信じ送金したが、それ以降、連絡は完全に途絶えた。

息子の行方がわからなくなると、コさんは警察署と大使館を何度も往復し、たった一人で息子を探し続けた。

銀行へ直接赴き、息子が送金した金を引き出したATMの防犯カメラ映像も入手したが、映っていた人物の正体はわからなかった。
しかしその後、SBS『それが知りたい』でチェ・セヨン一味が公開指名手配されると、コさんは番組に映った「太っちょ」の姿が、ATMカメラに映っていた人物と一致することに気付いた。

チェ・セヨン一味キム・ジョンソクの衝撃発言と、受刑者の手紙で明かされた真実

公開手配後、チェ・セヨン一味のキム・ジョンソクはコさんに電話をかけ「申し訳ないが(息子さんは)死んだ。骨でも持ち帰ってほしい」と告げ、さらには1000万ウォンを要求した。

その後、フィリピン警察は一味を全員逮捕したが、ホン・ソクドンさんの行方は依然として不明だった。コさんは「ドゥンイ」に会いに行ったが、彼も関与を否定し続けた。

そんな中、コさんのもとに青松(チョンソン)刑務所から簡易書留が届いた。「ドゥンイ」と同じ房にいた受刑者からの手紙で、そこには「ご子息がどこにいるのか、真犯人が誰なのか、今日通報しました」と書かれていた。

この手紙を手がかりに、ついにホン・ソクドンさんの遺骨が発見され、コさんは失踪から3年を経て、涙ながらに息子の遺骨を抱き締めた。

「映画より残酷な現実に衝撃」

番組放送直後、オンラインコミュニティや視聴者掲示板には、チェ・セヨンの残虐さと図々しい態度に対する怒りと衝撃の声が殺到した。

視聴者からは「映画『犯罪都市2』がフィクションなんかじゃないと実感して震えた」「どうして人間がこんなことをできるのか」「強制麻薬投与は本当に衝撃」「遺体まで出てるのに“知らない”と逃げる姿に言葉を失った」などの反応が寄せられた。

ついに自筆の手紙公開へ

『怪物の時間』第4話では、無期懲役判決を受け服役中のチェ・セヨンが送った自筆の手紙が初公開される。「殺人企業CEO」チェ・セヨンは、その手紙で何を語ろうとしているのか。SBS『怪物の時間』第4話は11月9日(日)夜11時に韓国で放送される。

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《スポーツソウル日本版》

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