ソン・フンミンが噂を一刀両断「フェイクニュースだ。あり得ない」最後のW杯へ、ブレない決断 | RBB TODAY

ソン・フンミンが噂を一刀両断「フェイクニュースだ。あり得ない」最後のW杯へ、ブレない決断

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ソン・フンミンが噂を一刀両断「フェイクニュースだ。あり得ない」最後のW杯へ、ブレない決断
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昨夏、15年に及んだ欧州での“ビッグリーガー”生活にひと区切りをつけ、アメリカのMLS(メジャーリーグ・サッカー)のLAFCに移籍したソン・フンミン。

33歳というキャリアの節目にアメリカを選んだ理由は明快だ。来年6月に迫る2026北中米ワールドカップ出場。自身にとって事実上ラストとなるW杯の舞台へ、最高の準備をして臨むために、開催国のひとつであるアメリカの環境に順応し、コンディションを上げ切る。そんな決意が、移籍の背景にあると言われている。

そして期待通り、加入1年目の今シーズンは12試合10得点4アシストと結果を残し、LAFCをMLSカップ8強へ導いた。

そんな中で最近浮上していたのが、今冬の「欧州短期レンタル復帰説」だった。MLSが12月にシーズン終了し、来年2月に新シーズンが始まる特殊なスケジュールが、この噂を加速させた。

イギリスのメディア『ザ・サン』は、ソン・フンミンがLAFCとの契約時にレンタル復帰を可能にする“ベッカム条項”を盛り込んだと報じ、トッテナムやバイエルン・ミュンヘンなど複数のビッグクラブの名が短期レンタル先の候補として飛び交った。

かつてデイビッド・ベッカムがLAギャラクシー所属時にACミランへ、ティエリ・アンリがNYレッドブルズ所属時にアーセナルへ戻った例を引き合いに出し、「冬の欧州復帰」シナリオは一気に真実味を帯びたのだ。

だが、ソン・フンミン本人の口から出た言葉は、噂を一蹴するものだった。

「これまでの噂はすべて事実ではない。冬の間にどこかのチームへ行くなど、一度も自分で話したことはない」

韓国のテレビ局『テレビ朝鮮』のインタビューでそう断言したソン・フンミンは、むしろクラブへの配慮と自身のコンディション管理を優先する姿勢を見せた。

「LAFCでプレーしている限り、そのようなことはない。冬はしっかり休み、6カ月で最高の状態を作ってワールドカップに備えたい」

このコメントは、関係者の見立てとも一致する。韓国代表の内部事情やソン・フンミンのメンタリティを知る者たちの多くは、欧州レンタルを「現実味がない選択」とみていた。

ベテラン選手にとって最も重要なオフは、積み上げる時期ではなく、整える時期だ。休息、回復、調整――無理の効く年代ではない。実戦感覚を取り戻すための短期レンタルが、逆に負傷と消耗を招きかねないリスクの方が大きいという見方だ。

それに冒頭でも触れたように、ソン・フンミンが欧州ではなくアメリカを選んだ背景には、単なるキャリアチェンジではなく“逆算されたW杯戦略”がある。

MLSの会場、移動、気候、芝、日程、すべてを五感で体に刻み込んでいく。この準備は欧州ではできない。「試合に出ること」より「戦うための環境に適応すること」に軸を置いた選択なのだ。
MLSプレーオフを終え早々に帰国し、11月Aマッチ2連戦の初日から韓国代表に合流したソン・フンミンはいま。韓国代表のキャプテンとして準備モードへ入っている。欧州の冬ではなく、北中米の夏。そこへ照準を合わせたソン・フンミンの選択は、雑音を排してさらに明確になった。

もはや「どこでプレーするか」ではない。「どこで最高のソン・フンミンを見せるか」だ。

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《スポーツソウル日本版》

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