「全員復帰」のNewJeans、屈辱的Uターンで再出発も…待ち受ける“試練”と“償い” | RBB TODAY

「全員復帰」のNewJeans、屈辱的Uターンで再出発も…待ち受ける“試練”と“償い”

エンタメ 韓国・芸能
注目記事
「全員復帰」のNewJeans、屈辱的Uターンで再出発も…待ち受ける“試練”と“償い”
「全員復帰」のNewJeans、屈辱的Uターンで再出発も…待ち受ける“試練”と“償い” 全 1 枚
/
拡大写真

K-POPにおける前例のない紛争を経験したグループ・NewJeansが、“降参”を宣言した。

いわゆる“歴史的記者会見”と呼ばれたミン・ヒジンADOR元代表の発言をきっかけに専属契約の解除要求が起こり、紛争が本格化してから約1年7カ月ぶりのことだ。

復帰を歓迎する声がある一方で、信頼崩壊を理由にした契約解除争いで1審敗訴後に選んだ“屈辱的なUターン”だという厳しい評価も出ている。

メンバーのヘリンとヘインが所属事務所ADORとの緊密な対話を経て復帰を決めたのとは対照的に、ミンジ、ハニ、ダニエルは事務所との合意のないまま一方的に復帰を通告した形となり、印象が良くない。専属契約効力停止仮処分の申請を行って紛争に発展し、最終的にグループが解体したFIFTY FIFTYの二の舞を避けようという恐れからくる焦りだけがうかがえた。

NewJeans
(写真提供=OSEN)左からハニ、ダニエル、ヘリン、ミンジ、ヘイン

今回の事態の本質は、“過度な利己心”が生み出した欲望の物語だとされる。K-POP界では、ADORの持分を持っていたミン・ヒジン元代表が本来であれば1000億ウォン(約100億円)相当のストックオプションを確保できる状況にあったにもかかわらず、さらに大きな欲を出し、メンバーを利用したと指摘されている。

また、NewJeansのメンバーや家族も“悪い先輩”の扇動に乗せられて紛争に同調し、欲を露わにした末、最終的には法的敗北という結果を前に降参を選んだ。大衆の目に映る“欲の塊”が好意的に受け取られるはずもない。

復帰後に待ち受ける“試練”と“償い”

そのため、NewJeansには今後解決すべき課題が多い。大衆は彼女たちに冷ややかな視線を向けているためだ。

昨年4月のミン・ヒジン元代表による衝撃の記者会見を皮切りに、NewJeansメンバーは緊急会見や裁判所出廷など、通常のアイドルでは見られない姿を数多く晒してきた。そこで残した言動をはじめ、HYBEレーベル所属のガールズグループILLITやLE SSERAFIMに向けた批判も、彼女たちが越えなければならない壁である。

さらに、ヘインとヘリンの復帰表明後、一方的な通告の形となった3人のメンバーには不名誉な視線も向けられている。イメージが命である芸能人にとって重い課題だ。

NewJeans
(写真提供=ADOR)NewJeans

失墜したイメージを回復するには、健全で成熟した“自粛の時間”が必要だという意見が大勢を占める。すぐにアルバムを出してステージに立つ前に、大衆を欺き、欲を示し、周囲を無視した過去の行為に対して明確な反省が必要だという意見だ。まずは各種ボランティア活動など、意味のある善行に取り組むべきだとする声もある。

また、ILLITやLE SSERAFIMとの間で起きた不祥事もあり、今後は“不便な共存”が避けられない状況だ。内部アーティストや関係者との関係改善も解決すべき課題として挙げられる。

ある音楽関係者は「テンプティング(引き抜きや不正接触によるスカウト)の慢性的な問題を抱えるK-POPの発展のためにも、NewJeansは見事に成功する必要がある。HYBEは大企業らしく、メンバーが心身を整えられる時間を与え、メンバーは大衆に与えた疲労感について明確に反省を示すべきだ」としたうえで、「すぐにアルバムを出して活動を再開するのは最悪の悪手だ」と語った。

NewJeans
(写真提供=ADOR)NewJeans

どれほどデビュー時にシンドロームを巻き起こしたグループとはいえ、“ゴールデンタイム”をあまりに長く逃した。その間に新人が台頭し、競合グループはさらに成長した。特に時間の流れが早いK-POPシーンで、NewJeansが手放した時間は決して小さくない。

それでも、成功の可能性を見込む声は依然として多い。どれほど大きな過ちであっても、“初犯”であれば真摯に謝罪すれば大衆は許すだろうという見方があるためだ。

別の音楽関係者は「中途半端な言い訳ではなく、誤りを明確に悔い改めれば大衆は許すだろう」とし、「確実な謝罪のあと、以前のように素晴らしい音楽とステージで成長のストーリーを描くことができれば、NewJeansはかつての栄光を取り戻すだろう」と強調した。

◇NewJeans プロフィール

2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。

【写真】「六本木じゃん!」NewJeansメンバーの入浴ショット

【写真】「突然、契約解除された」デビュー直前でNewJeansになり損ねた日本人

「ILLITはNewJeansのコピーではない」と裁判所が判断 “女性アイドルのコンセプト”は保護外

《スポーツソウル日本版》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/