NewJeansと“生みの親”ミン・ヒジンが、別々の道を歩むことになった。
昨年から続いた所属事務所ADORとの対立は約1年を経て収束。NewJeansはメンバー5人全員でのADOR復帰を決断した。一方、ミン・ヒジンは新たな芸能事務所を立ち上げ、独立へと動き出すことになった。
まず、11月12日午後5時5分頃、ADORがヘリンとヘインの復帰を発表した。それから約2時間40分後の同日午後7時46分頃、残るメンバー3人のミンジ、ハニ、ダニエルも復帰が伝えられた。
これにより、NewJeansはメンバー全員がADORに正式復帰し、グループとして1年ぶりに本格的な活動を再開することになった。昨年11月にADORとの専属契約解除を一方的に宣言して以降、1年ぶりにファンの前に立つことになる。

復帰の背景には、今年10月に裁判所が下した「ADORとNewJeansの専属契約は有効」という判断がある。
当時、裁判所は「ADOR前代表取締役のミン・ヒジン氏がNewJeans独立のため、外部投資家と接触した情況がある」としてADOR側を支持。その結果、ミン・ヒジンはADOR代表取締役職を退き、NewJeansは法的に“ADOR所属アーティスト”として活動を続けることになった。
『Hype Boy』『ETA』『Super Shy』などのヒット曲で世界的人気を築いたNewJeansの活動休止は、K-POP業界に大きな衝撃を与えた。
突然の内部対立によってグループの活動が完全にストップし、ファンダムはもちろん、広告や音源市場にも空白が生じていた。しかし、今回の“完全体復帰”によって、彼女たちの活動は本来の軌道に戻る見通しだ。
一方のミン・ヒジンも新しいスタートを切った。10月末に新事務所「ooak(One of A Kind)」を設立し、エンターテインメント事業の登録を完了。本格的な活動再開を予告している。

かつて“ミン・ヒジンのアイドル”と呼ばれたNewJeansは所属事務所に戻り、ミン・ヒジン氏は独立を選んだ。
約1年にわたり注目を集めた「NewJeans騒動」は、K-POP産業における「クリエイター主導のシステム」と「大手事務所の構造」の衝突を象徴する出来事として記録されるだろう。
1年のブランクを経て、本来あるべきステージに戻ってくるNewJeans。そして、新たなスタートラインに立ったミン・ヒジン。
同じ場所か出発した両者が、別々の道で再びK-POPの次のチャプターを描こうとしている。
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
■【写真】え、日本で?NewJeansメンバーの入浴ショット


