侍ジャパンと戦う“NPB好き”韓国21歳が才能発揮 通訳ナシで日本語取材対応「中学時代に勉強しました」 | RBB TODAY

侍ジャパンと戦う“NPB好き”韓国21歳が才能発揮 通訳ナシで日本語取材対応「中学時代に勉強しました」

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侍ジャパンと戦う“NPB好き”韓国21歳が才能発揮 通訳ナシで日本語取材対応「中学時代に勉強しました」
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侍ジャパンとの強化試合のため来日した韓国代表メンバーの一人が、日本メディアの取材に“日本語”で通訳を介さず対応して注目を集めている。

韓国代表は11月12日夜に東京入りし、翌13日に東京ドームで練習を行った。

この日は多くの日本メディアも韓国代表の練習を取材していたなか、一人の日本人記者がとある選手に接触を試みた。すると、その選手は通訳を介さず、自らの日本語で記者の質問に答え始めた。取材に応じたのはプロ3年目の右腕クローザー、キム・ソヒョン(21、ハンファ・イーグルス)だった。

キム・ソヒョンは日本人記者とのやり取りで「東京ドームで試合をすることになって嬉しいです」「最近の自分の競技力は良くなかったが、今回は良い姿をお見せします」「未来には自分がここ(東京ドーム)でプレーすることもあるかもしれません。良い試合をしたいです」と語った。あまりに自然な受け答えに、周囲も驚きを隠せない様子だった。

キム・ソヒョン
日本人記者の取材に応じるキム・ソヒョン(右)

大勢との交流熱望「日本語が伝わるかわかりませんが(笑)」

日本人記者との取材を終えたキム・ソヒョンに改めて話を聞くと、「中学時代に日本語を勉強しました。とても流暢だということはできません。短い受け答えができるくらいです」と照れ笑いを浮かべた。

また、どのような質問を受けたのか尋ねると、「なぜNPBに興味があるのかを聞かれました。オウタ・タイセイ選手(大勢/読売ジャイアンツ)を好きなのですが、なぜ好きなのか理由も尋ねられました。アメリカと日本の野球の違いについての質問もありました」と丁寧に説明。

続けて、「オウタ選手(大勢)は投げるときの腕の高さが(自分と)似ています。なので、以前からよく見ていました。今回の強化試合でお会いできれば、話をしてみたいです。僕の日本語で伝わるかわかりませんが」と笑顔を見せた。

キム・ソヒョン
キム・ソヒョン

キム・ソヒョンは最近、韓国球界で話題の中心にいる人物だ。

ハンファでは2025年シーズン、69試合に登板して防御率3.14、全体2位の33セーブと活躍を見せたが、レギュラーシーズン最後の登板で最終9回に2本の2ラン本塁打を浴びて逆転負け。チームの優勝争いに影響が及び、その後のポストシーズンでも本来のパフォーマンスを発揮できず、厳しい時間を過ごした。

それでも代表には選ばれ、ソウルで行われたチェコとの強化試合では第2戦で登板。投じた21球すべてがストレートという異例の配球で1失点を記録した。チェコとの2連戦で韓国が唯一許した失点となったが、最速156kmを計測するなど球威は健在だった。

そして迎えた今回の東京ドーム日韓戦。キム・ソヒョンは日本戦でも登板し、侍ジャパンの打者相手に結果を残したい意欲を見せている。日本メディアとの受け答えでも語った通り、将来NPBに進出する可能性もゼロではない。

そうなれば、いずれNPB球団のユニホームをまとったキム・ソヒョンが、東京ドームでマウンドに立つ日が来ることもあり得る。

キム・ソヒョン
キム・ソヒョン

今回の強化試合は、キム・ソヒョンの“夢の実現”に向けた第一歩となるかもしれない。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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《スポーツソウル日本版》

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