映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が日本映画史上、初めて全世界累計興行収入1000億円を突破した。
アニプレックスによると、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』は、日本国内で観客動員2604万5587人、興行収入379億2758万9200円を記録。さらに海外157の国と地域で、動員6313万2209人、興行収入684億4297万9750円(4億7202万550ドル、1ドル=145円換算)を突破した。
これにより、全世界の興行収入が1063億7056万8950円となり、日本映画で初めて“1000億円超え”を達成している。
日本国内よりも海外での興行収入が大きいことがわかるが、お隣・韓国ではどのくらいの興行収入を生んだのだろうか。
韓国で8月22日に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』は、公開から3カ月が経とうとしている現在までボックスオフィス10位内を維持しており、着実にロングランを続けている。

韓国の映画館入場券統合電算ネットワークによると、11月18日時点で、観客動員562万9595人を記録。これは、『すずめの戸締まり』(558万9861人)を抜いて、韓国公開の日本映画・日本アニメーション歴代1位の観客動員数だ。
同国で今年公開されたすべての映画と比較しても、観客動員数1位の『ゾンビの娘』(原題、563万人)を超えるのは時間の問題という状況だ。
その興行収入は、607億866万4810ウォン。日本円で、約64億2380万円にのぼる。これは2025年に韓国で公開された映画の中で、初めて興行収入600億ウォンを突破したケースだ。
海外における『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の興行収入が684億4297万9750円であるため、約9.39%、10分の1ほどが韓国での興行収入ということになる。
いずれにしても日本で生まれたアニメーション映画が国境を越え、世界中の観客を魅了し続けており、韓国でも驚異的な熱量をもって受け止められていることは疑いようがない。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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