11月19日に台湾で行われた第62回台北金馬映画祭の授賞式で、ゆりやんレトリィバァ監督映画『禍禍女』がNETPAC賞を受賞した。台北金馬映画祭での同賞の受賞は、日本人監督として史上初となる。

台北金馬映画祭は、これまでに大島渚監督、黒沢清監督、岩井俊二監督、是枝裕和監督などの作品が上映されてきた映画祭だ。NETPAC賞は、アジア映画の発展と国際的理解を促進するために設立された国際団体NETPACが、選定するアジア映画部門で、アジア地域の新鋭監督や注目作を対象に、もっとも優れた作品に贈られる。
授賞式のスピーチでは、ゆりやんが歓喜の涙を見せ、会場は称賛の拍手に包まれた。ゆりやんは、李屏賓氏から直接、賞状を手渡されるという特別な瞬間に、深い感激をあらわにした。セレモニー後には李屏賓氏との記念撮影も実現し、国際映画祭ならではの象徴的なショットとなった。

ゆりやんは「この度は本当にありがとうございました!台湾のみなさまにも『禍禍女』を楽しんでいただき本当に嬉しいです。さらには、このような賞を頂けたことは非常に光栄です!本当にありがとうございます!」とコメント。

続けて「日本での公開を前に世界中の映画祭に参加させていただいて、改めて、全てのキャスト、スタッフ、この映画に携わってくださったみなさま、そしてご覧くださったみなさまの全員のパワーで『禍禍女』は生まれていくのだと実感いたします。本当にありがとうございます!引き続きみなさまに映画『禍禍女』を楽しんでいただけるように頑張ります!日本公開は2026年2月6日です!どうぞお楽しみにしていてください!……LOVE」と感謝を述べた。





