韓国の大御所俳優ナム・ポドンさんがこの世を去った。
ナム・ポドンさんは11月23日、持病のためこの世を去った。81歳だった。
1944年11月6日生まれで本名を「キム・グァンイル」とするナム・ポドンさんは、1965年に映画『私も恋愛できる』(原題)で俳優デビュー。以降も『鯨とり コレサニャン』『ツー・コップス2』『TUBE チューブ』『クレメンタイン』などの映画、『春の日はゆく』『大王の道』『人生は美しい』『天女と詐欺師』『ボディガード』などの作品に出演した。
また、2013年には豊川悦司と天海祐希主演映画『サウスバウンド』の韓国リメイク版『サウスバウンド 南へ走れ』に出演。最後の作品は2022年に上映された映画『感動注意報』(原題)となった。

私生活では2009年に肝臓がん末期と宣告され、15時間におよぶ大手術を受けたが、その後も演技活動を継続。2022年にはMBNの時事番組『特ダネ世界』(原題)に出演し、闘病生活が伝えられて話題を集めた。
当時、ナム・ポドンさんは肝臓がんの薬を13年間も服用を続けていることが伝えられ、この間にホテルを転々とする生活苦も明らかになった。
その後、昨年1月には慶尚南道昌寧郡釜谷面(キョンサンナムド・チャンニョングン・プゴクミョン)の昌寧国民体育センターの駐車場に停められた車内で意識が薄い状態で救助され、人々に大きな衝撃を与えた。当時、車内には酒瓶や灰の粉が入ったバケツがあり、“極端な選択”を試みた可能性も提起された。
後日、ナム・ポドンさんはとあるYouTubeコンテンツにゲスト出演し、「あと10分遅く発見されていたらこの世を去っていただろう」と振り返っていた。

ナム・ポドンさんの出棺は本日(11月25日)12時に執り行われた。埋葬地はソウル市立昇華院となる。
(記事提供=OSEN)
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